観音様と僧 4年9月5日(月)20時22分

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観音様と僧 4年9月5日(月)20時22分

  これは、「いなーい」の裏話です。「いなーい」は、2つの話を合わせたものです。

 

1 「いなーい」の前半は、1971年の夏、慶応大学の通学期間の時、その夏は、3つの通信制大学が、宿泊施設として、寝泊まり出来る事になりました。定員数は、ありますが。そして、前期と後期の間に、3日間の授業の休みの日があります。その時に、慶応の先生が、研修室で怪談話をしました。「いなーい」はその怪談話の一部を借用したものです。

 

(1964年のオリンピック村が、青少年センターとして、研修施設になりました。)

 

2 「いなーい」の後半は、日本の古い怪奇物語からです。確か「今昔物語」の一部を現代語で、書いた本の中の話です。

 

ある地方で、ある僧が、お寺とまではいかない小さな観音堂で、毎日、観音様を拝んでおりました。僧といっても、修行が中心だったまだ若い僧です。その中にこの僧は、観音様に恋をしてしまいました。毎日拝んでいるのに、観音様の像の姿に、気を取られ、修行がおろそかになりました。


どうしても観音様のお姿が、美しくて修行にならない。困った僧は、観音様に、お願いしました。「観音様、一度でよいから、観音様と、一夜、むつまじく、営みをお願いします。」と、願いました。


夜になると、美しい女人が、僧の布団の中に入ってきました。そこで、僧は、その女人と、仲よく、交わりました。


次の朝になり、僧は、夢の中で観音様が出てこられた。そして、思いどうりの事が出来た。と同時に恥ずかしくなり、観音様を見ました。観音様の腰の前は、濡れておりました。僧は、それを綺麗にふき取りました。


その中にまた僧は、観音様にお願いするようになりました。こんな事が、続いた後、何時もの様に、観音様にお願いすると。その夜になりました。


すると、この日は観音様が、恐ろしい形相で、「お前の修行のためと思い、お前の願いを聞いてやった。しかし、それが、かえって、修行の妨げとなった。お前から、受け取った物を、全て返してやるわ。」こう言って、観音様は、桶に一ぱいになった、僧の体液を、僧の頭に、ぶちまけました。


おどろいた僧は、朝になり、観音様をみました。何時もの様に、優しいお顔でした。そこで、僧は、観音様に詫び、それからは修行一筋に、毎日を暮らしました。時間があれば、村の子供を集め、文字の読み方を教え、農家の忙しい時は、朝から晩まで、農作業を手伝いました。


(その後、どうなったかって、観音様は、僧が願わなくても、時々、女人となって、僧を、慰めたそうです。優しい、観音様ですね。)


 

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