今まで複利運用の年率の算出方法に苦戦していました。
詳しく調べないと分からないので、年毎の成績を見てみました。
年度:最終純利益(万)/年間利益率(%)
1990: 25/16.95
1991: 15/ 8.75
1992: -7/-3.90
1993: 61/33.77
1994: -8/-3.63
1995: 40/17.16
1996: 131/47.66
1997: 309/75.66
1998: 711/99.06
1999:1665/116.49
2000:1582/51.14
2001: 440/ 9.42
2002:2473/48.32
2003:1218/16.05
2004:2019/22.93
2005:6854/63.30
2006:3297/18.65
2007:3995/19.04
2008/9:36227/145.04
平均年率:42.20%
見づらいですね。
注目してほしいのが平均年率42.20%です。
これが「複利運用での年毎の平均利益率」で、この値を最終的に出た最終利益額6億1055万から算出された平均年利益率37%が超えることはないと言いたかったのです。
何とか理論値通りの値が出てほっとしています。
そして、実は大事なのはここからだったりします。
最終的な利益額を最も大きくするために必要なことは
「平均年率を大きくすること」
ではないのです。
確かに年率が大きくなればその分利益が大きくなりますが、複利運用はいわば掛け算(単利は足し算)なので、一度でも0があると合計金額は0になってしまいます。
(例:180*560*120*0=0
180+560+120+0=860)
ということで、複利運用にあたって最も重視する部分は「平均年率」ではなく、「最低年率」と「マイナス年率の頻度」でしょうか?
特に前者の「最低年率」は重要で、一年でも-80%超えしてしまうようなストラテジーは、いかに「高平均年率ストラテジー」であっても複利運用においては価値がないと思っています。
といっても「最低利益率が極端に少ない高平均年率ストラテジー」を自分の資産の少ない割合で運用すれば、もし仮にそのストラテジーでマイナス利益率である年がやってきた場合に他のストラテジーでカバーすればいいだけなので、結局、どのストラテジーについても言えることですが、使い方次第ってことでしょうか。
なので、正確な書き方をすると、
一年でも-80%超えしてしまうような『複合』ストラテジーは、いかに「高平均年率『複合』ストラテジー」であっても複利運用においては価値がない(と思っている)
になります。
さて、今回の私のストラテジーでは最低年率が-3.90%と低水準だったので、最終利益が大幅に改善されたのだと思います。
ちなみに単利での平均年率は最大で88.98%、最低で-5.65%
、勝率は94.73%で19年間で1年だけ負けていました。
年間でマイナスの年があるのは問題ですね。
それと、前回の一か月毎の勝率が66.96%についてですが、実は一度もトレードのない月は勝ってもいないが負けてもいないわけで、それを勝ちに入れると勝率76.33%になります。
それでも勝率80%にはならないですが。