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NYは戻り歩調だが、為替が気になる

28日の日経平均は、8512.27(+138.88)と上昇。依然うす商いが続いている中で、さしあたりはNYの堅調さについていっているというところだろうか。水準としては、日足転換線8087を越え、基準線8258を上にぬけてきたところ。日足RCIは明確に上昇中。MACDもマイナス圏ながらシグナルを上抜けてきていて、目先は戻り歩調が明確となっている。週足は転換線9528のはるか下だが、週足RCIは底打ちしてきており、月足はRCIもMACDも下降ながら、先月と今月と大きく下ひげをつけており、中期、長期的にも底打ちの期待が多少もてる形にはなってきている。

28日のNYダウは、8829.04(+102.43)。5営業日続伸。S&Pは1980年以来の週間の上げ幅となった。日足基準線8551を上に抜けてきており、RCIも急速に上昇、MACDもマイナスながらシグナルを抜いて上昇。目先はかなりはっきりした戻り歩調である。週足は、転換線も9294とまだ相当上にあり、下降基調であるが、週足のRCIは底打ちしており、底打ちの気配にはなっている。とはいえ、感謝祭の続きで半日立会いで商いは薄く、信頼がおける上昇とはまだ言いがたい。感謝祭あけのブラックフライデイの売り上げ状況や、来週のビッグスリーの再建策などを見極めないと、足元が固まったとはいえないであろう。


為替は95円台前半。10月27日の最安値を底とする三角持合が煮詰まりつつある。どちらにはなれるかわからないので、警戒が必要だ。基準線は下向き、転換線もやや下向きで、下値のサポートラインを維持できるかどうか、心もとない状況で、どちらかというと、ドル安円高方向へ離れて動きそうである。ただし週足はドル下降基調でありながら、RCIは反発していて、安値をきってくるような動きになるかどうかはわからない。気になるのは米国債の金利が大きくつるべ落としのように低下しており、現在2.92まで低下。日米金利差が急速に縮小していることからみれば、ドル安、円高に動くのが自然と思われる。


NYも東京も顕著な薄商い商状。これは、売り方が売り切って、売り物が乏しくなったということを意味するかどうか。これが現時点を判断する一つの材料になりそうだ。主体別買動向によると、外国人はまだ売ってきているものの、投資信託や個人がそろそろと買いにでているようであり、実際、悪い経済指標のオンパレードに加えて、モンバイの爆弾事件など地政学的リスクが高まっているにもかかわらず、大きく下げることなく、小幅にあげている。ということは、うたれづよくなってきていることを意味するのではないだろうか。もちろんビッグスリーの処置などが控えており、実体経済の不透明感は強く、はっきりと底入れ反転するには、大きな陽線が必要で、それは当分望めそうもない。底は次第に固まりつつあると期待したいところだ。ただ日本の方には、円高リスクが存在しており、日米金利差の縮小をうつして、ドル安円高に動くと、NYがしっかりしていても、日経平均は、苦しい展開になる可能性があると思われる。
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