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NY息切れぎみ

25日の日経平均は8323.93(+413.14)と大幅な上昇。水準としては一目転換線8094、基準線8258もかろうじて超えてきたので、戻り歩調となった。ただ基準線すれすれで、基準線を守りきれるかどうかは今日以降の様子をみないとはっきりしない。ただ日足のRCIは底を打って反発しており、日足のMACDも微妙に上向きで、底打ちの期待がでてきている。だが週末からのNYでの800ドル近い上昇に比べると勢いがない。オバマ政権に明日を託すNYとは違って、冷静ともいえるかもしれないが、反発とはいっても、週足でみると、転換線も基準線も遥か上で本格的な自律反発にもなっていない。週足RCIも底を打っているのが救いだが、まだすこしあげては底をはうという、底練りの局面といわねばなるまい。

NYダウは8479.86(+36.47)と小幅に続伸。ナスダックは7.29の下落。シテイの救済は一応評価されて、リーマン破綻以来はじめての3日続伸。転換線8186は超えているが基準線8551は挑戦したが結局届かず。なかなか節目を抜けられない。日足RCIは底打ち、MACDも頭をもたげており、目先なんとか底をうって戻り歩調というところだが、もう少し戻らないと、本格的なリバウンドとはいえず、またずるずる下げる危険がある。政策当局は、ノンバンクまでも支える動きをみせているが、元凶である住宅市場の指標は、そろそろ底ではないかという一部の観測を裏切って、史上最大の落ち込みをみせ、ちっとも底打ちがみえてきていない。
 
ドル円は95円台前半。基準線97.17をトライしたが抜けられず、また転換線95.83を切ってきており、円安ドル高は一日で息切れ。また21日の安値93.58を試すことになりそうだ。ドルへの信認は、シテイ救済でもあまり戻ってきてはいないということか。

シテイの救済策は、不良債権を市場から切り離し、リスクを財政にうつして、長期的に面倒をみるという方向であると思われ、問題の解決に向け、一歩前進であることは間違いないであろう。しかし、不良債権の総額ははっきりせず、なお個別の対応にとどまっている。金融システムを支えるにはどれほどの財政負担になるのかは不透明である。総額がはっきりしないと、財政難を続けるアメリカで吸収できるかどうか、といった懸念が繰り返し台頭し、アメリカの財政赤字の膨張不安から、ドル安を起こす危険がともなっている。ドル安となれば輸出企業は苦しいから、輸出に依存する日本株がNYほど楽観できないのはある意味で当然であるともいえるであろう。
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