【投資脳のつくり方】日経平均大引け、4日ぶり反発

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【投資脳のつくり方】日経平均大引け、4日ぶり反発

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■いつもお読みいただき、ありがとうございます。
経済アナリスト、木下晃伸(きのしたてるのぶ)です。

■本日の東京は、雲一つない快晴でした。
ところが、朝は米株の大幅安に、
今日の日本株の土砂降りを感じてしまいました。

■しかし、終わってみれば大幅高。日経平均株価は、7910円と前日比207円高。
その理由は、不振に喘ぐシティグループの再編期待。

■今日の米株はどうなるでしょうか。注目です。
また、本日は他に、中国関連、またどうやって魅力ある企業を調べるのか、
ファンドマネジャーの視点を書いています。

今週末は三連休。みなさまはいかがお過ごしですか?
良い週末をお迎えください!


※本資料の利用については、必ずプロフィール画面の
重要事項(ディスクレーマー)をお読みいただいた上、ご利用ください。

┏━ 【経済アナリストが斬る!投資に役立つ3大ニュース】 ━━━━━┓

1.日経平均大引け、4日ぶり反発
2.中国、アリコ出資へ交渉
3.寮の半数、家賃引き上げ

http://www.terunobu-kinoshita.com/20081121-toushinou.pdf

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1.日経平均大引け、4日ぶり反発

(出所)2008年11月21日付日経速報ニュース等より

 ●前日の米株安から、大幅高へ
 ●振れ幅が大きいことはこれからも続く
 ●注目は銀行株

21日の東京株式市場で日経平均株価は4日ぶりに反発。
大引けは前日比207円75銭(2.7%)高の7910円79銭だった。
米大手銀シティグループの再編観測を米メディアが伝えたことで、
日本時間今晩の米株高を期待した見方が広がり、午後に入って買い戻しが膨らんだ。

前日の米株市場が大幅安だったことを受け、
朝方は一時300円を超える下落を見せた。
しかし、その後反発したことは、投資家心理を明るくさせるものだ。

オバマ氏が大勝してから、米株は下落基調。
短期間で実に2割を超える下落を見せた。
結果、日本株もつられる形で下落している。
途中、邦銀の相次ぐ増資発表もあり、株価を押し下げた。

一方で、今日目立った動きのひとつに、銀行株、
なかでもみずほフィナンシャルグループの大幅反発があった。
売られ過ぎの自立反発なのか。
それとも、欧米金融機関に較べれば財務体質が健全ととられたのか。
もしくは、単純にシティの再編に絡んでの上昇なのか。

いずれにせよ、本日の米株の動向と共に、
米国で注目を集めている、GM、フォードの続報、
そして今回の株高のキッカケとなったシティグループの再編観測がどうなるのか、
そして、株価にどう影響していくのか、注目したい。
そして、短期的な変動に加えて、今が大底なのかどうか、
底割れの心配はないのか、予測精度を高めていく必要がある。


2.中国、アリコ出資へ交渉

(出所)2008年11月21日付日本経済新聞朝刊1面より

 ●中国が世界で存在感を発揮
 ●生保の豊富なキャッシュフローが目当てか
 ●いまは、現金が最強

中国の政府系ファンドである中国投資有限責任公司(CIC)が
経営難に陥っている米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ
(AIG)と、同社傘下の生命保険会社アリコに
大型出資する交渉を始めたことが20日、明らかになった。
最大でアリコ株の49%を取得することを軸に、年内の合意を目指している。

アリコは日本を含む55カ国以上で生保事業を展開。
金融危機を好機とみた中国が、国際的な保険会社再編の表舞台に躍り出た形だ。

アリコジャパンは米アリコの日本支店。
日本事業はアリコ全体の保険料収入の6-7割を占める。
出資が実現すれば、中国がアリコを通じて日本市場に事実上、
参入することになり、今後の保険業界の再編にも影響しそう。

CICの正式名称は中国投資有限責任公司で、
中国政府が外貨準備の運用利回り向上を目的に2007年9月末に設立したファンド。
投資額の3分の2を国内、3分の1を海外に充てているとされる。
米モルガン・スタンレーに出資しているほか、
今年2月に社長が来日し、対日投資にも意欲を見せている。

金融恐慌をチャンスに変えることができるのは、
現時点では“現金”を持っていなければならない。
彼らは目先の下落に囚われることなく、中長期のリターンを期待して投資している。
保険は、案的なキャッシュフローを生み出す事業。
巨額のフローを違う分野に還流させることもできる。
中国が存在感を着実に世界に示し始めている。


3.寮の半数、家賃引き上げ

(出所)2008年11月21日付日経産業新聞18面より

 ●この時期に「引き上げ」とは?
 ●ビジネスマインドを持って、魅力ある企業を探していく
 ●興味があれば取材に行くだけ

共立メンテナンスは主力の社員・学生寮事業の収益改善を進める。
2009年4月に運営する約3万室の寮の半数の部屋で家賃を引き上げるほか、
新規開設数も従来の3分の2以下に抑える。
大規模な家賃見直しは94年の上場以来初めて。
少子化で定員割れとなる大学が増え、企業も採用を抑制する中、
収益見直しを優先し、寮事業の売上高営業利益率を前期の15%から
10年3月期に18%に引き上げたい考え。

ビジネスホテル事業を寮事業に次ぐ収益の柱に育成することを急いでいる。
寮事業の収益改善などにより、ホテルの新規出店の原資を確保、
ホテルの出店ペースは維持する方針だ。
この不況期に値上げ、さらに、成長意欲が高い企業として注目した。
同社は資産価値に対して株価が割安に放置されてしまうケースが多く、
私がバリューファンドという資産価値に着目するファンドを
チームで運用していた時期、いつも名前がスクリーニングであがってくる会社だった。
これから不況になる中で、どうやって家賃引き上げを成功させるのか。
企業の採用抑制、大学入学者の減少など、
逆風が吹き荒れる中では、足元を見られる可能性のほうが高い。
仮に、こうした発想、行動がうまくいくのであれば、その秘密は何か。
企業を調べるとき、必ずビジネスマインドを持って眺める癖が
ここ10年の運用経験でついた。
この記事は、ビジネス的に興味があり、調査したい企業の1社だと思う。

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■編集後記
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それにしても今日は本当に良いお天気でした。
普段なら電車に乗るところを、今日は歩いて会社に戻ってきました。
清々しい日に外を歩くと、頭もスッキリします。

週末には、反省と新しい切り口を自分なりに考えていきたいと思います。

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