日本円の緊急事態宣言

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日本円の緊急事態宣言

会社の同僚が、コロナ茶番劇も少し落ち着いて来たので、ひさしぶりにお気に入りのフランス料理の店に行ったそうです。

「ひさしぶりに行ったけど、ランチメニューの量が少なくなって、質も落ちていたわ~」
「フォアグラもついていたけど、なくなっていた」
「それに、前は美しい店員さんが2人いたけど、いなくなっていた」(~_~;)

と話していました。

インフレなると美しい店員さんもいなくなるのかと思った?

先日、コロナで延期になっていた私がレクチャーする勉強会を開催しました。(参加者から、この勉強会はお金をとれると言ってもらっていますが、無料です)

世の中、ウクライナ戦争やインフレの進行など、いろいろな出来事が起きているので、参加者がいつもより多かった。誰もが知る大手企業の若手社員などが仕事帰りに参加してもらっています。(わたしも仕事帰りにやっているので、結構疲れます)

世話をしてくださるFPの方が

「若い社員はすごく忙しいのに、はるるっぴさんの話を聞くために参加していのよ」
「すごいですよ~」とほめてくれました。(^^ゞ

以前、メガバンクでも何回かレクチャーさせてもらいましたが、新型コロナのこともあり最近はやっていません。
また、銀行員の方の営業がしづらくなるような話をしないといけないので、やらなくなっています。
(メガバンクの方は、人にもよりますが、多くの人が思っているほど、投資にくわしくない。もともと系列の〇〇総研の方がわたしの勉強会の資料を見て、これは凄いと言ってくださり、はじめた経緯があります)

今回の勉強会には、投資に興味のある若い女性(とてもかわいい)も参加してくれました。

理解できたかどうか心配でした。

2時間の話が終わった後、その女性がわたしのところまできて

「おもしろかったです~」(^.^)

と言ってくれました。

勉強になったのではなく、おもしろかったらしいです…

次回は、今回とは別の参加者を対象に5月に開催します。

素人のひとりごと日記です。
(すべて個人的な考えです!)

「日本円の緊急事態宣言」

書きたいことは山ほどありますが、時間がないので、我慢して少しだけにします。

この日記にも何度も書いたインフレが表面化してきました。

政府は「日本円の緊急時代宣言」を出してもよいくらい大変な状況になっています。

わたしの予想通り、「悪いインフレ」になっています。

一番の原因は、日米欧などの中央銀行がお金をバラマキすぎたことです。
(正確には、コンピューターの数字を増やしているだけ)
ですから、ウクライナ戦争が終わっても、インフレは収まりません。

ウクライナ戦争やコロナ茶番劇によって、そのときが早まって来たわけです。

エネルギー価格も上昇しています。

エネルギー先物価格の上がった主因は、気候変動対策の強化でシェールガスの開発が規制され、石油と天然ガスの供給が減少したことにあります。ウクライナ戦争のロシアへの経済制裁が結果的にエネルギー価格をさらに上げています。

ロシアへの制裁は、ブーメラン効果で制裁国の経済にダメージを与えています。(ウクライナ戦争でもマスコミたちは、ミスリードしています)

余談ですが、世界で食料とエネルギーの自給自足ができる大国はアメリカと
ロシアだけです。自給自足ができる国への制裁はあまり効果がない。

中国の弱点は自給自足できないので、制裁されると困る。
その点も台湾を統一する妨げになっているのでしょう。

また、ESG投資について

ESG投資をした企業の売上は、その投資では増えない。投資コストの分、商品の価格を上げるしかなくなる。GDPの全体ではコストアップのインフレになっていく。1人当たりの売上収益は上がらないので、ESG投資で個人の所得も増えません。

所得が増えない中でESG投資のコストで物価が上がれば、慢性的なスタグフレーションになって行きます。

カーボン・ニュートラルは、「長期の成長戦略」でなくスタグフレーションを誘発します。

ほかにもいろいろありますが、いずれにせよ米国のFRBは、インフレを抑えるために利上げをするでしょう。インフレになると金融緩和はできません。

マーケットの予想では、年内に2.75%まで利上げするとしています。
そうなると米国の10年国債は4.5%くらいになります。

日本は、日銀の指値オペで10年国債利回りを0.25%までに抑えています。

FRBが年内に2.75%まで利上げするのか、わかりませんが、

仮にそうなると、米国10年債と日本の10年債の利回り差が4.25%くらいになります。

こうなると、相当な円安になります。
(米ドルも問題が多いので、対ドルに対してどうなるかわかりません)

円安になると、ますます、インフレが進行して、人々の生活が苦しくなります。

MMTなどとアホなことを言っている専門家や政治家にはわからないと思う。
(テレビに登場するコロナや軍事の専門家もひどいけど、経済の専門家もひどい)
(ウクライナの本当の専門家、馬渕睦夫氏もテレビや新聞を見ると頭にくるので見ないと言っていました)

総務省の発表する消費者物価指数(3月は1.2%)はヘドニック法などでごまかしているので、肌感覚と違うと思います。(消費者物価指数は、ごまかしの統計です)

エコノミストなどは、ごまかした統計を見て、理路整然と説明するので、
間違います。

また、政府のインフレ対策として、石油元売り会社や電力会社への補助金、中小企業への無担保・無利子貸付金もあるので、これらも表向きの物価指数を下げています。

実質的なインフレは、総務省発表の1.2%よりかなり高い。

日銀がインフレを誘発する円安に耐えられなくなり、仮に2%まで利上げすると、日本の10年国債の利回りは3%を超えてきます。

そうなると大事件です。

わたしの国会の事務局に勤める友人から予算委員会調査室の特別会計の資料(令和3年度 財政関係資料集)をもらっていますが、特別会計の借換え債は、なんと147.2兆円になっています。

特別会計については、昔の塩川正十郎財務大臣(当時)が

「母屋でおかゆをすすっているときに、離れですき焼きを食べている」と言っていました。

一般会計で節約しているのに特別会計で浪費していることを絶妙に例えています。

これに一般会計の43.5兆円とコロナ対策費、補助金などで使った45.4兆円をたすと236兆円になります。

専門家の中には、国債の金利が上がっても、既発債には関係ないので大丈夫などとおかしなことをいっている人がいましたが、一般会計しか見ていないようです。

特別会計の借換え債もプラスした236兆円に3%の金利を支払ったら、日本の国家財政の破綻が見えてきます。

財務省の矢野事務次官は、このあたりのことを理解しているので、「今の日本の状況を喩えれば、タイタニック号が氷山に向かって突進しているようなものです」と言っています。

多くの日本人は、氷山にぶつかる前のタイタニック号の旅客のように、危機が近づいていることを知らずに過ごしていると思います。

仮に日銀が中をとって、利上げを0.25~1.0%くらいにしても円安になり、
インフレを抑えることはできません。0.25~1.0%の利上げでも、金融機関は、手持ちの日本国債の価格が下落するのでダメージを受けます。

金融機関に限らず、住宅ローンの金利もさらに上昇しますので、ゼロ金利の恩恵を受けてきた個人や企業にとっては、大きな打撃です。
(一番恩恵を受けてきたのは、政府)

ここから言えることは、人にもよりますが、ある程度、年齢がいっているけど、預貯金があるので、大丈夫と考えている人や年金を頼りに老後生活を過ごしている高齢者は大変です。

お金の価値は、購買力です。

インフレになると通貨円の価値が目減りします。

わかりやすくするために、やや極端な例ですが、
仮に20%のインフレが3年続くと、

1000万円は1年後には800万になります。
そして、2年後には、640万になります。
3年後には、512万です。3年たつと半分になります。
(単純計算です)

預貯金は、インフレで目減りするリスク資産です。

では、どうすればよいのか?

不動産については、専門的な知識がないので、パスします。
(REITについては、以前も書いたように、本当によい物件は証券化しません。)

株式については、長期では暴落まちです。新たな時代でも生き残ることができる社会に貢献している会社は投資先になると思います。個別銘柄でみると今でも投資できるところはあると思いますが、そちらは個別銘柄の専門家へ

金(ゴールド)は、日記に何度も書きました。

教科書では10%くらいと書かれていますが、緊急事態なので、わたしは、余裕資金の金(ゴールド)は30%くらいまで、安くなるときを待って買い増してもよいと思っています。(金25%~30%、プラチナ0~5%くらいか)

ただし、しっかり勉強してから買ってほしいものです。

「豊島逸夫の手帖」は参考になるでしょう。
亀井幸一郎氏も金の立派な専門家です。

投資の中上級者は、金を買ってしまうと運用資金が減るので、その方々は別です。

リーマンショックのときのように、株価が暴落したとき、換金売りで金(ゴールド)も売られる可能性があります。そこは買い増しのチャンスかもしれません。

金(ゴールド)は、あくまでも守りの資産なので、金先物取引は、おすすめしません。

スイスフランは、金(ゴールド)の弱点を補ううえでも選択肢になると思います。

スイスフランも他の通貨と同じでペーパーマネーなので、世界的なインフレの影響を少なからず受けると思いますが、欧米やアラブなどの富裕層と同様に資産の防衛のために、少し保有してもよいかもしれません。

外貨預金でよいと思います。手数料の安いところがいいですね。
スイスフランの手数料は、比較的安いです。

銀行の方に、どうしてスイスフランの外貨預金手数料が安いのか聞いてみると、「わかりません」と答えてくれました。

(スイスフランの外貨預金手数料 片道 三井住友ネットバンキング 45銭、三菱UFJネットバンキング 50銭、住信SBIネット銀行 28銭など) 

みんかぶの会員さんはスキルが高いので、気づいている人もいるかもしれませんが、スイス国立銀行のバランスシートも、日米欧の中央銀行と同じく対GDPに対して拡大しています。これは、スイス観光の需要を減らさないことなどが目的で、日本のように過大な国債(GDP比世界1)が原因で、スイスフランが下がることはないでしょう。

2021年 政府債務残高対GDP比(主要国)

日本  263.14%
米国  132.63%
スイス  42.23%

スイスの国債の発行残は、GDPの40%でしかない。
日本の、GDPの260%と比べても、段違いに低い。
つまり、スイス国債の信用は、盤石です。

スイスフランが下がるのは、常に海外からの買いが大きいので、スイスフランが上がった時、国立銀行が、ドル・ユーロ買い(スイスフランの売り)をするときだけです。

また、スイスは、金融機関が強いことも魅力です。

スイス最大の銀行 UBS
スイス最大規模のプライベートバンク  ロンバー・オディエ
(世界中の資産家は、スイスのプライベートバンクを利用している)

そのスイスフランは、10%くらいか?

円高になったときに、少しずつ、買ってもよいかもしれません。
(もちろん、買わなくでも大丈夫です)

金の専門家の豊島逸夫氏のように、米ドルがよいと考えている投資家も多いと思いますが、ぺトロダラー体制がすでに限界に近づいています。米ドルが基軸通貨でなくなれば、米ドルは暴落します。

米ドルは、不安な点がとても多いので、スイスフランにしています。

日本人に人気の豪ドルは、世界の主要通貨ではないうえ、豪ドルの発行通貨量のうち、かなりの割合を現地で使いもしない日本人が保有しています。日本に金融危機が来たとき、レパトリで売られます。

少なくとも日本円のリスクヘッジの通貨になりません。もちろん短期的には買われることもあると思いますが、資産防衛の点からは選択肢には入りません。

円の預貯金もないと困るので、30%~40%くらいか?

株式は、暴落まちで、待機資金として20%くらい
(少しならリバウンド狙いで買ってもよいかも)
(われこそは、プロと自信のある人は別です)

先物、オプション用の資金は、10%くらい
(たとえば、日経miniだと、ラージの1/10なので、リスク管理しやすい)
(投資の中上級者向き)

余裕資金の分散のイメージ
(資産防衛のヒントになるかもしれません?)

ゴールド(25~30%)

プラチナ(0~5%)

(金とプラチナで30%、すべて金でもよい)

スイスフラン(10%)

現預金・キャッシュ(30%)

株式待機資金(20%)

個別銘柄が苦手な方は、ひふみ投信などの投資信託でもよいでしょう。
証券会社や銀行に相談に行くと、ノルマ商品を勧められることが多いので
要注意!

先物・オプション(10%)

先物・オプション取引を必要とされない投資家は、その資金を他にまわすことになります。

ゴールド(含プラチナ)、スイスフラン、株式は、一度に買うのではなく、長期投資なので、価格が下がった時に分散して買っていくのがポイント(ただし、大暴落した場合は、一度に買ってもよいかも)


いろいろ書きましたが、政府は日本円の緊急事態宣言を出すべき状況になっています。(実際には出せませんが…)

歴史にたとえると、明治維新前の状況です。
(江戸時代末期も厳しいインフレになりました)

今、投資をされている人は、歴史の証人になれるでしょう。

心地よい無感覚から目覚める時がきています。

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