FRBの利上げから、ウクライナ問題へと混沌を深めている相場環境....。
プーチン大統領のこの期に及んでの強硬姿勢は.... 久しぶりに危険性を感じる。
彼の御仁は完全に足下を見ている。
まともにロシアへの外交的圧力をかけてるのはフランスくらいだろう。
ウクライナ.... そして米国のインフレ.... 個人的にはエネルギー問題こそがこの根本原因と考える。
ウクライナはドイツが完全に腰砕け.... 原発を今年には完全に止める.... 安定的電力源は石炭は国民のコンセンサスがとられないから天然ガスになるだろう.... これではロシアからのエネルギー依存度はもはやどうしようもない。
そして、フランスは.... EUの原発クリーンエネ容認の状況も踏まえて、ここにきて原発増設をぶちあげた。
安全保障はエネルギーが第一である。
ロシアはこの期を逃さずウクライナに圧力をかけたわけだが.... どうもEUは建前主義に固執してプーチンのような現実主義者の存在を意識してなかったように思える。
ウクライナで争乱になればエネルギー問題がより不安定化する.... 主要国全体に波及する。
相場には壊滅的なダメージは無いにせよポジション整理は必要に思える。
クリミアに続き今回もプーチンは外交的.... もしくは領土的な勝利を得るだろう。