日銀 年内にもテーパリング開始か(株価に与える影響は?)

\ あなたにピッタリの銘柄がみつかる /

みんかぶプレミアムを無料体験!

プランをみる

2022/02/13 - kabukabumanさんの株式ブログ。タイトル:「日銀 年内にもテーパリング開始か(株価に与える影響は?)」 本文:FRBの早期利上げ開始の決定を受け日銀も早ければ年内にテーパリングに着手する可能性が噂されています。ただ日銀の場合は、およそ53兆円もの日本株ETFを保有しているため出口戦略を実行するに当たっては、株

株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.

日銀 年内にもテーパリング開始か(株価に与える影響は?)

kabukabumanさん
kabukabumanさん
FRBの早期利上げ開始の決定を受け
日銀も早ければ年内にテーパリングに着手する可能性が噂されています。

ただ日銀の場合は、およそ53兆円もの日本株ETFを保有しているため
出口戦略を実行するに当たっては、株価への影響が気掛かりです。

ところで日銀のETF年間買い入れ枠(直前まで6兆円)は
2020年3月、新型コロナウィルスのパンデミックを機に12兆円に拡大され
同年3月=1.55兆円、4月=1.23兆円と巨額の買い入れを行っています。
(2020年度の年間買い入れ総額=7兆1366億円)

しかしその後、世界的に株価が上昇したこともあり
2021年度の年間買い入れ総額は僅か8734億円に止まりました。
市場ではこの現象(買い入れ縮小)をステルステーパリングと呼んでいますが
実際のテーパリングでこの様な姑息な手法は通用しません。

そこで53兆円分のETFを、株価を下げずに売却する方法が検討されています。
その一つは大学ファンドの運用額を10兆円(現在4.5億円)に増額し
6割~7割を日本株で運用するというもので
当面は日銀が保有するETFを6~7兆円分買い取るという案です。

二つ目は、残る46兆円分のETFを、個人に一定期間売却しないことを条件に
インセンティブを付与して市場外で譲渡する方法です。

因みに、日本の個人が保有する金融資産はおよそ1900兆円で
そのうち株式と投信が占める割合は1割強だと言われています。
つまり個人が保有している有価証券は、総額で約200兆円程度と推察され
日銀が保有する46兆円分のETFを買い取るには、相応の資金調達が必要です。

ところで現在の日経平均株価は、日銀のETF爆買い?によって
4000円程度嵩上げされていると言われていますが
それを、株価を下げずに全て売却することなど本当に可能でしょうか?
答えはNO!です。

その理由ですが、一つは市場心理(投資家心理)です。
株価は需給で成り立っているので、投資家の警戒心が強いと買い手不在となり
株価は急落する恐れがあります。

もう一つの理由は、日銀が保有するETFを買い取るために
資金調達が必要になり現有株式を売却することも充分考えられ
日経平均は勿論、個人が集中する新興市場への影響も避けられないと思います。

以上、あくまでも個人的な予見なので想像の域を脱していませんが
FRBの早期利上げに刺激された日銀が、テーパリングを早める可能性もあるので
そろそろ事前対策を考えて置く時期に差し掛かっているのではないでしょうか。

<私が考えるテーパリング対策>
①日銀がETFの購入枠撤廃を決めた時点で株価は急落する恐れが高いため
 日銀金融政策決定会合後の黒田総裁記者会見は一言一句聞き漏らさない
②テーパリング開始が近いと感じたら、ポジションを落とすかヘッジを強める
 特に新興市場は乱高下相場に巻き込まれ易いこと
 さらに現状が金融相場から業績相場への移行期であることを踏まえれば
 グロース株のウェイトを減らし、バリュー株へシフトして置く方が賢明
③日銀がETFを個人に譲渡することが決まれば
 持ち株を売却して譲渡に応募する選択肢もある。
 しかし元々日銀が買うという安心感で買われていたのも事実だと思うので
 全て個人に譲渡されることになれば
 購入後、暫く価格が下がり続けることも予想される。
 つまりインセンティブ付の有利な条件で購入するより
 もう一段の下げを待って、売却制限無しの市場で買う方が得な場合も有り得る。
 ただ長期保有が前提なら大差はないと思いますが。。。

もし日銀がETFの売り出しを決めた時点で株価が暴落すれば
そこは千載一遇の買い場だと考えています。
無論買い値よりさらに下がる恐れも充分ありそうですが
多少のフライングは誤差の範囲でしょう。
個人的には10%以上の下落を希望していますが、さてどうなりますか?
何れにしても、早く膿を出し切って健全な市場になって欲しいものです。
タグ
#雑感
108件のコメントがあります
101~108件 / 全108件
たか○さん
プラネタリウム、pn
お疲れ様です。

五輪とは無関係ですが「金・銀・銅」何を買っても上がりそうですね。
あと「ニッケル・コバルト・リチウム・パラジウム・プラネタリウム」も。
あっ!最後のはジョークです^^

殆どの物価が高騰していますから、今は商品相場の方が安定しています。
従って今株を買うなら非鉄金属銘柄と関連商社、高配当銘柄辺りが狙い目かと。

因みに増収増益でも増資をするケースがあるので
財務内容が余程良くない限り安心出来ないと思います。

>小麦買いまくっています

タコ焼き屋でもやるんですか?ww
たか○さん
今更原油関連買いづらいので 小麦買いまくっています。
たか○さん
確かに 脱コロナの怖いところは実際に社会情勢とはいえ、資金難の会社が多く つねに増資の恐怖が伴うというところですね。

あのJRですら増資みたいなことやってましたし。
なるべく財務はましな会社を選んだほうがいいですね。すでに増資直後とか。
脱コロナ関連は今のところ底値に近いと思われるので
確かに対投資効率はいいかも知れませんね。

ただ気になるのは当該銘柄の財務の悪化(MSワラントの不安)や
コロナ後の生活様式に変化が生じる可能性でしょうか。

一方でコロナ後は長きに亘った閉塞感から解放され
旅行者が一気に増えることは容易に想像出来ますから
銘柄次第では化ける株も出て来そうですね。
たか〇さん お疲れ様です。

FRBが3月から利上げを(0.25bp)開始するとして
4月、5月、7月のFOMCごとに連続して利上げする可能性は
ほぼ織り込まれたと市場は見ている様です。

さらにG.Sが指摘する年内7回も同様で
今回の利上げは景気後退局面ではあるものの、物価の上昇を食い止め
スタグフレーションを回避するために必要な措置であると
市場は肯定的に捉えられている気がします。

つまりテーパリングが株価に及ぼす影響は想定以上の利上げが行われない限り
(例えば一気に0.5bp利上げするとか)
殆ど消化されたものと考えています。

ただ中東情勢、ウクライナ情勢が緊迫している間は原油価格の上昇が続き
年内0.25bp☓7回利上げを行ったとしても物価が目標通りに下がる保証はありません。

FRBは3月以降の利上げで、インフレ率が年内に半減すると予想している様ですが
ECBのラガルト議長は、供給の逼迫が続く限り
幾ら利上げしてもインフレ抑制効果は現れないだろうと指摘しており
この辺りが未だ不安要素として残っている気がします。

因みに株価は現在買い方と売り方の鬩ぎ合いが続いているそうで
何方に軍配が上がるかで天と地の差が生じる恐れがあります。

また向こう一ヵ月間のアナリスト予想は25500円~29500円と幅が広く
これでは全く参考になりません。

従って引き続き「バリュー株にシフト+相応のヘッジ」が無難だと思います。
何れにしても当面はウクライナ情勢がポイントになりそうですね。
たか○さん
日銀や 年金が持つ日本株ですが、配当を考えてずっと持つというのはどうなんでしょうね。
どうせへたくそな運用しかできないんだし。

わたくしは バリューより脱コロナのほうがうまみがあるんじゃないかなと思っています。バリューはすでに上がっていますが、結局、平均が大暴落すれば一緒に下がりますし。
それより 業績も少し持ち直しているけど依然まだまだ復活したとは言えない脱コロナ銘柄の安全性のほうが高そうに感じます。
たか○さん
お疲れ様です。
とりあえず 株は最小限に抑えていったほうがよさそうですね。
kabukabumanさんのブログ一覧