アジアさんのブログ
韓国FTAで日本の影響は
妥結から5年、米国とのFTA発効―韓国輸出拡大期待
【ソウル上田勇実】米韓2国間の自由貿易協定(FTA)が15日(日本時間同日午前零時)発効した。2007年4月の交渉妥結から約5年ぶりの発効。韓国としては昨年7月に発効した欧州連合(EU)とのFTAに続き、巨大市場との関税障壁撤廃を実現させ、輸出拡大を中心にした経済効果に期待が高まっている。
韓国知識経済省などによると、米韓FTA発効に伴う関税引き下げで、韓国第2の輸出相手国である米国との貿易収支が自動車(部品含む)や液晶テレビなどの家電を中心にした現地価格競争力アップなどで、今後15年間にわたり年平均1・4億ドルの黒字増が見込めるという。特に完成車では排気量が同クラスの日本車との価格競争力でさらに優位に立つと予想している。
一方、米国からの輸入では全体の8割に相当する約9000品目で関税がゼロとなり、主要品目では畜産業向け飼料や豚肉・鶏肉などで国内価格が下落し、消費者の負担軽減につながるとしている。
同省は、米韓FTA発効で韓国の実質国内総生産(GDP)は短期的に0・02%、雇用は35万人、外国人投資は今後10年間で年間20~30億ドルそれぞれ増加すると予想している。
ただ、韓国内では左派系野党や農業団体などを中心に米韓FTAに反対する声も根強い。野党は「全面反対」を公式の政策に掲げており、来月の総選挙や年末の大統領選の結果次第では、一度発効したFTAが再交渉を経て修正されたり、破棄されるという異例の事態を招く可能性もある。
2012/3/16 6:50
韓国は日本と違い、輸出がメインで利益を上げている国です。資源がなく、最近では国=会社と思えるほど国が営業を頑張っている。文化も輸出していますから・・・・
円安で喜んでいた日本企業も韓国の関税がゼロとなり、影響はかなりあると思える