決算マイナス・インパクト銘柄・引け後 … ＵＳＭＨ、サンエー、三陽商 (10月6日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある銘柄である。株価が決算発表前日の10月5日から6日の決算発表を経て7日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　東海ソフト <4430>
　21年5月期第1四半期(6-8月)の経常利益(非連結)は前年同期比62.3％減の4300万円に大きく落ち込み、通期計画の5億1000万円に対する進捗率は8.4％にとどまり、さらに前年同期の23.1％も下回った。

▲No.5　ＢＳ１１ <9414>
　20年8月期の連結経常利益は前の期比29.3％増の21.9億円に伸びたが、21年8月期は前期比27.1％減の16億円に減る見通しとなった。

▲No.7　放電精密 <6469>
　21年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結最終損益は3億円の赤字(前年同期非連結は2.1億円の黒字)に転落した。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<4430> 東海ソフト 　　東１　　 -9.42 　 10/ 6　　　1Q　　　-62.28
<9977> アオキスーパ 　ＪＱ　　 -6.60 　 10/ 6　　上期　　　282.63
<5932> 三協立山 　　　東１　　 -6.15 　 10/ 6　　　1Q　　　　黒転
<3222> ＵＳＭＨ 　　　東１　　 -5.30 　 10/ 6　　上期　　　312.28
<9414> ＢＳ１１ 　　　東１　　 -4.73 　 10/ 6　本決算　　　-27.11

<2659> サンエー 　　　東１　　 -2.88 　 10/ 6　　上期　　　-21.30
<6469> 放電精密 　　　ＪＱ　　 -0.92 　 10/ 6　　上期　　　　赤拡
<8011> 三陽商 　　　　東１　　 -0.83 　 10/ 6　　上期　　　　　－

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした7日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。

株探ニュース