パーカー、今期経常を41％上方修正

　パーカーコーポレーション <9845> [東証２] が2月8日大引け後(16:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比40.3％減の16.5億円に落ち込んだ。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の17億円→24億円(前期は35.8億円)に41.2％上方修正し、減益率が52.5％減→33.0％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の12.6億円→19.6億円(前年同期は17.5億円)に55.4％増額し、一転して12.0％増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比29.5％増の12.1億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の7.1％→9.6％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　通期連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の収束が依然として見通せない状況ではありますが、５月の緊急事態宣言解除後は、国内におきましては自動車産業向けや電子産業向けの事業では緩やかに改善の兆しも見られ、また中国においては、新型コロナウイルス感染症拡大以前の水準まで回復しました。2020年11月30日に公表した通り、投資有価証券売却益の計上により親会社株主に帰属する当期純利益が増加することから、2020年8月3日に公表いたしました2021年３月期通期連結業績予想を修正いたします。 (注)上記業績予想は、現時点において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は、様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。