株式会社ベネッセホールディングス(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長CEO:小林 仁、以下:ベネッセ)は、人工知能(AI)を活用したグローバル人材情報ソフトウェア企業SkyHive Technologies Holdings Inc.(スカイハイブ テクノロジーズ ホールディングス、本社:米国デラウェア、CEO:ショーン・ヒントン、以下:SkyHive社)へ1,000万米ドル(約13億円※1ドル130円換算)の出資を行う旨の資本業務提携契約を締結したことをお知らせします。本提携により、ベネッセは日本市場におけるSkyHive社の中心的パートナーとなります。
ベネッセは、SkyHive社が持つAI技術を基に、企業に対して従業員のスキルの可視化と分析、リスキリングに適切な学習マネジメント、Udemyをはじめとした学習コンテンツ提供を一気通貫で行うことが可能になり、企業の人的資本経営支援を強化します。
また、SkyHive社が世界で培ったリスキリングによる組織変革の知見を、日本でも活用することが可能となります。
ベネッセは、2023年度内にUdemy Business導入企業・検討企業へのサービス提供開始を予定し、SkyHive社との新たなプログラムを開発・展開していくだけでなく、将来的には個人や中小企業、自治体などへの展開も検討していきます。
サービス提供イメージ
スキル診断~タレントマネジメントまで人的資本経営に必要なサービスを一気通貫で提供
1・2)SkyHive社が持つ労働市場情報のデータベースとAI技術を基に、職務経歴書などから従業員が現在持つスキルの可視化を行い、「技術的失業リスク」や「今後のキャリアの可能性」を診断。
3・4)現在のスキルと将来必要となるスキルのギャップ情報を基に、個人に最適化された学習コンテンツをリコメンド。Udemyやベネッセが提供するその他人材育成サービスによるリスキリングを実施。
5)個人は新たなスキル獲得によりキャリアの可能性を広げ、企業は人的資本経営の強化が可能。
資本業務提携の背景
日本では、少子化による労働力人口の不足が見込まれており、今あるスキルに対して「学び足す」、リスキリングが急務とされています。しかし、日本は欧米諸国と比べ、従業員の職務内容が限定されない総合職採用が中心のため、「従業員が現在持つスキル」と、「将来必要なスキル」の可視化がしづらく、従業員と組織の間でキャリア設計に対するミスマッチがありました。この課題解決に向け、ベネッセとSkyHive社は、従業員が持つスキルを可視化し、企業の人材戦略に合わせた学習マネジメントだけでなく、新たなキャリア機会の創出を図り、組織の競争力向上に向けた取り組みを一気通貫で行います。
資本業務提携による今後の展開
■共同事業開発
SkyHive社の世界規模のデータとベネッセの深い教育知見・強固な事業展開力を掛け合わせることで、新たなプログラムを開発、展開。
■営業販促連携
ベネッセが持つ営業販促力を活かし、SkyHive社の持つデータベースシステムを法人向けに拡販。まずはUdemy Business導入企業からサービス提供を開始。将来的には個人や中小企業、自治体などへの展開も検討。
■その他
ベネッセグループにおける人材育成への活用検討など、連携領域やテーマを今後拡大予定。
当社はこれからも、社会人教育のリーディングカンパニーとして、既存事業サービスの更なる価値向上と、新規事業の共創による非連続な事業成長を目指します。
資本・業務提携にあたってのコメント
SkyHive Technologies Holdings Inc. 共同創設者兼CEO ショーン・ヒントン
ベネッセは日本の教育業界で最も信頼があり、学生の学びだけでなく、多くの社会人に対してもリスキリング支援の実績があり、大きな成功を収めています。教育市場で高い知見を持つベネッセのような世界的パートナーと資本業務提携できたことを嬉しく思います。SkyHiveが持つテクノロジーだけではなく、「リスキリング」という組織変革を実現するための知識を結集し、日本の強力なパートナーとともに世界のベストプラクティスを日本にお届けできることをとても嬉しく思います。
株式会社ベネッセコーポレーション 社会人教育事業本部 本部長 飯田智紀
ベネッセの社会人教育事業部は「一生涯の学びを通して社会と人生を豊かに」をビジョンに掲げており、SkyHive様の「世界をリスキルする」というビジョンに深く共感しました。今回の提携により、より多くの日本の皆さまに世界最先端のリスキリング支援を実現できることを嬉しく思います。世界の事例を日本に取り入れるだけでなく、日本の成功事例を世界に送り出し、日本から世界のリスキリングを変えていきたいと考えております。
SkyHive Technologies Holdings Inc. について (https://ja.skyhive.ai/)
SkyHive社は、2017年にカナダで創業しました。AIを使って世界最大級のリアルタイムの労働市場情報を保持し、ワンストップでリスキリングを行うことが可能なプラットフォーム保持しています。カナダ政府やEU、ニューヨーク市など、世界で多くの実績を持ちます。
<参考資料>
ベネッセのDX戦略について https://www.benesse.co.jp/digital/
ベネッセは、「コア事業の進化」と「新領域への挑戦」を中期経営計画で掲げており、その両者に関わる中心的な戦略として「DXの推進」を位置づけています。これまでもベネッセは企業理念である「よく生きる」を実現するため、デジタルテクノロジーを活用した提供価値の向上に長年努めてまいりましたが、0歳からシニアまで幅広い顧客に多様なサービスを提供するベネッセでこれまで以上にDXを推進していくために、2021年春よりDigital Innovation Partners(DIP)という組織を社長直下に構築。情報システム部門、人財育成部門、DX推進のためのコンサル部門が一体となることで、中期経営計画の実現を牽引しています。また、このような取り組みを評価され、ベネッセは、経済産業省が定めるDX認定制度に基づく「DX認定事業者」としての認定を取得しました。
「Udemy」および「Udemy Business」 について
Udemyは、米国法人Udemy, Inc.が運営する世界5,900万人以上が学ぶオンライン学習プラットフォームで、世界中の「教えたい人(講師)」と「学びたい人(受講生)」をオンラインでつなげています。また、法人向けの「Udemy Business」は、Udemyで公開されている世界20万以上の講座の中から、日本の利用者向けに厳選した日本語及び英語約9,500講座を、サブスクリプション(定額制)で利用することができるオンライン学習サービスです。(株)ベネッセコーポレーションは、一生涯の学びを通して社会と人々の人生が豊かになるよう、社会人の学びを支援しており、Udemy社とは日本における独占的業務提携を2015年より行っています。
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