学究社、前期経常を一転3％減益に下方修正

　学究社 <9769> [東証Ｐ] が5月8日大引け後(15:00)に業績修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の30億円→27.1億円(前の期は27.8億円)に9.5％下方修正し、一転して2.7％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の16.3億円→13.4億円(前年同期は13.7億円)に17.5％減額し、一転して1.9％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高につきましては、東京都による私立高校の授業料実質無償化の方針を受けて、弊社の強みとする都立中高一貫校や都立難関高校を目指す生徒数が想定を下回って推移したことから、前回予想を下回る見込みです。一方、前期実績は上回り、過去最高の売上高を更新する見込みです。　各段階利益につきましては、上記売上高の減少に加え、正社員の給与水準の引き上げやパート社員の昇給に伴う人件費の増加、インフレによる様々なコスト増加の影響により、前回予想を下回る見込みです。