オオバ、今期経常を8％上方修正、配当も1円増額

　オオバ <9765> が4月8日後場(13:00)に決算を発表。21年5月期第3四半期累計(20年6月-21年2月)の連結経常損益は4.5億円の赤字(前年同期は3.9億円の赤字)に赤字幅が拡大した。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の12.5億円→13.5億円(前期は11.7億円)に8.0％上方修正し、増益率が6.3％増→14.8％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した12-5月期(下期)の連結経常利益も従来予想の14.2億円→15.2億円(前年同期は13.9億円)に7.0％増額し、増益率が2.5％増→9.7％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の14円→15円(前期は14円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である12-2月期(3Q)の連結経常損益は2.8億円の赤字(前年同期は1.8億円の赤字)に赤字幅が拡大し、売上営業損益率は前年同期の-11.8％→-21.5％に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年5月期の連結業績予想につきましては、建設コンサルタント業務の官庁受注及び民間受注はともに順調に推移しており、2020年7月9日に公表した業績予想を上回る見込みとなったため、上記のとおり、上方修正するものです。

　　2021年5月期の配当予想につきましては、中間配当（実績）を１株当たり7円00銭、期末配当を１株当たり7円00銭、年間配当を14円00銭としていましたが、2021年5月期業績予想の上方修正に伴い、上記のとおり、期末配当を１株当たり8円00銭、年間配当を15円00銭に修正することといたしました。