大企業の電子申告義務化で恩恵
時価総額:1195億円
PER:23.66倍
PBR:1.75倍
【オラクルや富士通とシステム連携の協議開始】
日本オラクルや富士通など4社が提供する統合基幹業務システム(ERP)と、TKCの法人税の電子申告システムとのデータ連携に向けた協議を開始したと発表。大企業の電子申告義務化への支援策の一つとして取り組むもので、まずはERPパッケージメーカー4社が提供するシステムから出力される法人税の電子申告に関する添付書類のデータを、TKCの法人電子申告システムへ連携できるよう機能強化を図るとしている。
【10-12月期(1Q)経常は55%増益で着地】
2/9の決算は18年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比55.2%増の25.2億円に拡大し、10-3月期(上期)計画の39億円に対する進捗率は64.7%に達し、5年平均の30.4%も上回った。直近3ヵ月の実績である10-12月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の11.5%→16.6%に大幅上昇した。
【好景気なのに廃業休業、過去最多】
さまざまな業界で人手不足の深刻化しているが、同じように深刻さの度合いが増しているのが中小企業を中心とした「後継者不足」。経営者が高齢化する一方、後継者不足から事業の継続が困難となってい模様。
同社は中小企業に向けた経営計画作成の支援を行い、将来の円滑な事業承継にも役立ててもらおうとしている。
情報処理大手。会計事務所及び中堅・中小企業に向けた財務・会計をコアとするERP(統合業務管理)システムの開発・販売のほか、システムの各種設定や操作指導、ネットワーク構築等システム導入に伴うサービス、各種保守サービスを展開する。
(2/23現在)
3/20追記 18.9通期は12%超の営業減益予想。会計事務所と地方公共団体向けのクラウドサー ビスの受注が順調であったが、TKCカスタマーサポートセンターの建設や人件費増等が負担。
株価は事業環境や成長期待を背景に一段高が期待できそうだ。