ウィリアムズ%Rは-20。短期的には下落傾向に転じる可能性も。
KNT-CTホールディングス㈱(9726)
■注目理由
東京都千代田区に所在する日本の持株会社で、近鉄グループにおいて旅行業に係る企業を統括する中間持株会社。1941年創業。近畿日本ツーリストの名で1955年から旅行事業を取り扱っていたが、近鉄グループの旅行事業再編により2013年1月に旅行事業を新設子会社に移管、社名を現在のものに変更した。
平成25年度から27年度までの3事業年度において、売上高4,850億円、営業利益58億円、当期純利益30億円、自己資本比率20%達成を目標とする。平成29年度目標は売上高5,000億円、営業利益85億円、当期純利益50億円、自己資本比率24%達成を掲げている。
平成27年12月期第2四半期(平成27年1月1日~平成27年6月30日)における連結経営成績は、売上高1,929.4億円(前年同期比△4.6%)、営業利益1.8億円(前年同期実績△11.3億円)、経常利益3.6億円(前年同期実績△9.8億円)四半期純利益△2.5億円(前年同期実績△12.6億円)となった。国内旅行は北陸新幹線の開業により盛況な北陸地方やUSJ効果で引き続き好調な関西地方がけん引役となり、堅調に推移した。一方で海外旅行は円安基調の影響に加え、中近東やヨーロッパなどの政情不安等により、依然として厳しい状況が続いた。同社グループは持株会社体制に移行して2年が経過し、「近畿日本ツーリスト」と「クラブツーリズム」両社の得意分野を掛け合わせた統合シナジーの最大化を目指すとともに、各事業にわたり収益力向上の努力を続け、また本年が近畿日本ツーリスト㈱創立60周年の節目の年であり、60周年にちなんだ商品の販売にも積極的に取り組むなど各種施策を講じた。
(出典:平成27年12月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結))
上記決算は8月6日大引け後に発表。15年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常損益が3.6億円の黒字(前年同期は9.8億円の赤字)に浮上し、通期計画の50億円に対する進捗率は7.1%となった。7-12月期の連結経常利益は前年同期比8.6%減の46.4億円に減る見通し。直近3ヶ月の実績である4-6月期の連結経常利益は前年同期比81.4%増の28.3億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の1.4%から2.4%に改善した。
(出典:2015年8月6日 Kabutanニュース)
一目均衡表の遅行線が日々線を下回っている。8月25日頃から200~220円のレンジ相場に入ったが、ウィリアムズ%Rが-20%付近を示しており売りのタイミングである可能性がある。
直近の株価はPBR2.48倍、PER19.12倍となっている。