■ジーダット <3841> 1,471円 (+300円、+25.6%) ストップ高
ジーダット <3841> [JQ]がストップ高。前週末24日の取引終了後、海外企業から主力製品「SX-Meister」に関する大型案件を受注したと発表。今回受注した「SX-Meister」は、半導体やFPDなどの先端電子デバイスを設計するためのCADソフトウェア。受注金額は約7億9000万円で、売り上げ計上は5年にわたる期間按分を予定している。なお、22年3月期業績への影響は現在算出中としている。
■ノリタケ <5331> 5,340円 (+675円、+14.5%) 一時ストップ高
東証1部の上昇率3位。ノリタケカンパニーリミテド <5331> が続急騰。前週末24日の取引終了後、22年3月期業績予想の上方修正を発表。営業利益を65億円から90億円(前期25億5700万円)へ増額した。売上高見通しも、1200億円から1280億円(同1070億円)へ引き上げた。自動車や通信分野向け電子材料の需要増加などにより上期業績が上振れる見込みとなったことから、これを踏まえて通期見通しを修正した。なお、年間配当予想も従来予想の110円(中間50円・期末60円)から140円(中間・期末各70円)に見直した。前期実績と比べ80円の増配となる。
■ヤマウHD <5284> 754円 (+79円、+11.7%) 一時ストップ高
ヤマウホールディングス <5284> [JQ]が続急騰。前週末24日の取引終了後、第2四半期累計(4-9月)連結業績予想について、売上高を73億5000万円から77億5000万円(前年同期比20.9%減)へ、営業利益を3000万円から3億6000万円(同8.0倍)へ、純利益を2000万円から2億6000万円(同23.6倍)へ上方修正した。コンクリート製品製造・販売事業で計画よりも製品の出荷が前倒しで推移したことに加えて、グループ全社で取り組んでいる生産性向上、コスト削減が奏功する。また、工事進行基準の計上方法見直しなども寄与する。
■長野計器 <7715> 1,297円 (+125円、+10.7%)
東証1部の上昇率6位。長野計器 <7715> が続急伸し年初来高値を更新。前週末24日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を496億6000万円から525億9000万円(前期比17.4%増)へ、営業利益を28億5000万円から33億9000万円(同2.4倍)へ、純利益を19億2000万円から23億4000万円(同2.7倍)へ上方修正した。上期において、圧力計事業及び圧力センサ事業での半導体業界向け、空圧機器業界向け、建設機械業界向けの旺盛な需要増加により、売上高が上振れる見通しであることが要因としている。
■T&Gニーズ <4331> 1,152円 (+98円、+9.3%)
東証1部の上昇率9位。テイクアンドギヴ・ニーズ <4331> が続急伸。9月30日に期限を迎える新型コロナウイルスの緊急事態宣言について、政府は全面解除する方針と複数のメディアで報じられており、コロナ禍で延期やキャンセルが相次いだブライダル業界が回復に向かうとの見方から、ハウスウェディング大手の同社への関心が高まったようだ。なお、同じくハウスウェディングのエスクリ <2196> 、ツカダ・グローバルホールディング <2418> なども買われた。
■HIS <9603> 2,774円 (+213円、+8.3%)
エイチ・アイ・エス <9603> が大幅高で年初来高値を更新。30日に期限を迎える緊急事態宣言について、政府が全面解除に向けて調整に入ったことが複数のメディアで報じられた。これを受けてHISをはじめ、KNT-CTホールディングス <9726> やアドベンチャー <6030> [東証M]、ベルトラ <7048> [東証M]、オープンドア <3926> 、エアトリ <6191> など旅行関連株が一斉高に買われた。また、リゾートトラスト <4681> や藤田観光 <9722> などホテル関連株も高い。
■ニッカトー <5367> 816円 (+60円、+7.9%)
ニッカトー <5367> が大幅高で3日続伸。27日付の日本経済新聞朝刊が、「売上高100億円以下の中堅上場企業『NEXT1000』を対象に、2021年4-6月期の営業増益額を調べた」と報じており、なかで同社が紹介されていることが好材料視されたようだ。記事によると、2021年4-6月期の単独営業利益は前年同期に比べ13倍に膨らんだという。新型コロナウイルス禍に伴う緊急事態宣言で前年同期に休止していた工場の生産が再開したほか、テレワークが拡大するなかで通信機器向け電子部品関連の受注が増えたとしている。
■フェイス <4295> 753円 (+51円、+7.3%)
フェイス <4295> が続急伸。27日午前10時ごろ、総合旅行会社大手の日本旅行(東京都中央区)と、業務提携することで合意したと発表。日本旅行の公式サイトで9月27日に開始する日本旅行の新サービス「オンライン旅行相談」に、フェイスのオンライン商談サービス「Thumva BIZ(サムバビズ)」を提供するほか、フェイスが提供するさまざまなサービスの営業販売に関して提携する。また、日本旅行のイベント企画・営業ノウハウ・リソースと、フェイスの配信プラットフォームの開発・運営ノウハウを融合し、デジタルトランスフォーメーションを推進するほか、新たなサービスの共創を目指すとしている。
■ぐるなび <2440> 570円 (+30円、+5.6%)
ぐるなび <2440> 続急伸。27日午後1時ごろ、オンライン技術を活用した「日本全国の美味しい体験」プラットフォームを構築し、地域固有のグルメや食体験を遠隔地のユーザへ届ける来訪意欲促進実証事業を開始すると発表。同事業は、観光庁の「来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」に採択されたもので、「にっぽん旅先ぐるめチャンネル」として、旅先での「食に関する魅力」を疑似体験できるデジタルコンテンツを、SNSや動画チャンネル上で配信を開始。国内7エリアを「旅先グルメハンター」が訪れ、生産者や飲食店など、食にまつわるそのエリアの魅力を取材し配信する。また、12月中旬以降には「旅先グルメハンター」による地域の魅力を紹介、オンライン体験会などを開催する予定としている。
■エイトレッド <3969> 2,714円 (+132円、+5.1%)
エイトレッド <3969> が続急伸。27日午前中、ワークフローシステム「AgileWorks(アジャイルワークス)」を日本ユニシス <8056> に納入した導入事例を公開した。「AgileWorks」は、複雑な業務にも対応する標準機能と高い拡張性を持つ中堅・大手企業向けワークフローシステム。ユニシスの事例では、旧来のワークフローシステムでは実現できなかった、モバイル端末での申請承認業務を可能にし、テレワークの推進に大きく寄与したほか、複数のシステムに分散していた88種類の申請承認業務を一元化し、業務効率化やITシステムの保守コスト削減を推し進めたという。
■安永 <7271> 1,336円 (+51円、+4.0%)
安永 <7271> が大幅続伸。前週末に商い急増のなかマドを開けて10%高に変わる人気となったが、27日も目先筋の売りをこなし5.4%高の1355円まで買われる場面があった。エンジン部分のコネクティングロッドでは世界首位級の自動車部品会社でインバーターハウジングやトランスアクスルケースなど電動化領域でも高い商品競争力を誇る。半導体製造装置も手掛けており、市場急拡大中のパワー半導体向けでは最終工程に使う検査測定装置で需要取り込みが期待される。燃料電池車向け外観検査ユニットではトヨタ自動車 <7203> の「MIRAI」向けなどで高い実績を誇っている。
■ファイバーG <9450> 1,610円 (+61円、+3.9%)
ファイバーゲート <9450> が大幅続伸。27日午前中、同社と100%子会社BizGenesisが、IoTマンション「Reunir Gracias」へ衛星通信Wi-Fiサービスを導入し、実運用を開始したと発表。同サービスは、災害発生時などに携帯電話や光回線によるインターネットが不通になった場合でも自動的に衛星回線に切り替わり、Wi-Fiサービスを継続して利用できるもので、オフィスビルや地方自治体の庁舎、広域避難所、病院や介護施設、分譲マンション・賃貸アパートなどへの導入を想定しているという。なお、「Reunir Gracias」は、ファイバーG100%子会社FG-Labが所有するマンションという。
■ムラキ <7477> 1,290円 (+48円、+3.9%)
ムラキ <7477> [JQ]が3日続伸で年初来高値を更新。前週末24日の取引終了後、5円を予定していた22年3月期の中間配当を10円に引きあげると発表。年間配当は15円となり、前期実績に対しては5円の増配となる予定だ。
※27日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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