<動意株・12日>(大引け)=ZOZO、昭文社、オープンドア、東京ドームなど
昭文社<9475.T>=急動意。同社はきょう午後2時に、20年3月期通期の連結最終損益見通しを、従来の2億円の黒字から3億6000万円の黒字(前期は18億1500万円の赤字)に上方修正すると発表。これが買い手掛かりとなったようだ。修正の理由は、横浜営業所の土地及び建物を、くりこ(横浜市)に譲渡することに伴い、固定資産売却益1億5900万円を特別利益として計上するため。契約締結日は9月17日、引き渡し日は12月中を予定している。なお、売上高や営業利益、経常利益の見通しに変更はない。
オープンドア<3926.T>=後場一段高。同社は、旅行比較サイト「トラベルコ」を運営している。11日、海外航空券及びホテル比較サービスで、KNT-CTホールディングス<9726.T>子会社のKNT-CTウエブトラベルとの連携を開始したと発表。これが材料視されているようだ。KNT-CTウエブトラベルは、近畿日本ツーリストブランドのWeb部門を担う企業。近畿日本ツーリストは、これまで掲載していたトラベルコの海外・国内ツアー、海外航空券、国内ホテル、新幹線+ホテル比較サービスに、新たに海外航空券+ホテル比較サービスが加わることになる。
東京ドーム<9681.T>=続伸、底入れの気配。同社は11日取引終了後に、20年1月期第2四半期累計(2~7月)の連結決算を発表。営業利益は63億400万円(前年同期比6.3%増)となり、通期計画122億円に対する進捗率は51.7%となった。売上高は453億6900万円(同8.5%増)で着地。メジャーリーグ開幕戦やプロ野球の売り上げ、コンサートイベント関連商品の販売が好調だったことなどが寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。
コロプラ<3668.T>=大幅続伸。同社はきょう、スマートフォン向け位置情報RPG「ドラゴンクエストウォーク」の配信を開始したと発表。期待感が高まるかたちとなっているようだ。「ドラゴンクエストウォーク」は、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684.T>傘下のスクウェア・エニックスと共同開発したアプリ。ドラゴンクエストの世界と化した現実世界を、自らが主人公となって歩き冒険を進めていく。
ピーバンドットコム<3559.T>=ストップ高。11日の取引終了後、ネオス<3627.T>のIT機器開発・製造子会社ジェネシスホールディングスと業務提携し、EMS(電子機器製造受託サービス)事業を共同で展開すると発表、これを好材視している。PバンCOMは小ロットのプリント基板製造を得意とし、主に試作開発用途の利用実績を積み重ねてきたが、近年では完成品製造の相談もあり受託を行ってきたという。今回のEMS事業の展開にあたっては、ジェネシスと提携するとともに、IoTデバイスの製造を手掛けるBraveridge(福岡市西区)の協力により受託生産体制の強化を図る予定で、3社間のシナジーを発揮し、各製造案件の最適化や効率的な生産体制を実現するほか、新たな顧客層へのアプローチやニーズの取り込みを推進するとしている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:minkabuPRESS
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