2018年3月期の事業別売上構成を確認すると、サポートサービス、システム運用・サービスというストックビジネスで65%の収益を上げており、クレオ<9698>の収益基盤が安定していることが分かる。
■市場環境
少子高齢化が進み、低成長経済及び市場縮小という傾向が、顧客企業の収益や、人財獲得競争の激化に影響を与えている。加えて、ICTによる各種社会インフラの高度化、幅広い産業でのIoT、ビッグデータ、AI、ロボット技術への注力、働き方改革の取り組みにおけるICTの活用など、国内IT企業は中長期的に大きな不確実性に直面しており、危機に対して堅牢で、変化に対して柔軟な企業であることが求められている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行)
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