グリーンランドがＳ高カイ気配、１７年１２月期業績・配当予想を上方修正

　グリーンランドリゾート<9656.T>がストップ高水準でカイ気配となっている。９日の取引終了後、１７年１２月期の連結業績予想について、売上高を７６億円から７７億５０００万円（前期比９．８％増）へ、営業利益を３億２０００万円から４億７０００万円（同８２．６％増）へ、純利益を１億８０００万円から３億円（同２．１倍）へ上方修正したことが好感されている。

　熊本地震発生による利用者の旅行手控えが解消されたことやゴールデンウイークが好天に恵まれたことで、九州の遊園地およびゴルフ場が順調に推移したことに加えて、土木建設資材事業で新たにバイオマス火力発電所から燃料投入業務を受託したことなどが寄与した。また、遊園地事業における催事や広告宣伝の効率的な実施をはじめ、その他の部門で改めて経費の見直しを行ったことも奏功した。

　あわせて、従来５円を予定していた期末配当について、１円の特別配当を実施し６円にすると発表しており、これも好材料視されているようだ。年間配当は１１円となり、前期実績８円に対しては３円の増配となる予定だ。

　なお、同時に発表した第３四半期累計（１～９月）決算は、売上高６０億２２００万円（前年同期比１１．８％増）、営業利益４億５６００万円（同２．７倍）、純利益３億円（同３．２倍）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）