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※2018年8月11日16時 に執筆
株式市場では国内外の証券各社から毎日、多数のレーティング情報がリリースされています。具体的にはアナリストがファンダメンタル分析を基づいて個別株の企業価値を算出し、現在の株価に対する「割安・割高」から「買い・売り」などのレーティングを付与しています。
リリース直後は一時的に値動きが大きくなるため、こうしたレーティング情報を材料に売買する個人投資家も少なくありません。銘柄によっては、寄り付きが天井になってしまうこともありますが、いくつかの条件が合えば人気が継続するものもあります。
そこでレーティング情報を15年間、研究し続けた証券アナリストの「まぐろどん」が、リリース直後の値動きが一巡したレーティング情報から1~2週間程度の短期間で注目される銘柄を紹介します。
■竹内製作所<6432>
三菱UFJMS証券が8月7日に投資判断「Overweight(強気)」を据え置き、目標株価を3600円→3900円に引き上げたことが伝わっている。レーティング公開後に株価は上伸するも、週末に大きく売られて、ほぼ往って来いとなった。一見、強気相場が一巡したようにも見えるが、目標株価との乖離が51%と大きいことを考慮すれば、5月に付けた年初来高値2766円にリトライする可能性が高いとみている。まずは25日移動平均線が下値を押し上げるきっかけになるか注目したい。
■Jパワー<9513>
JPモルガン証券が8月10日に投資判断「Overweight(強気)」を据え置き、目標株価を3520円→3580円に引き上げたことが伝わっている。レーティング公開による株価へのインパクトは限定的。ただし、こうしたパターンでは地味ながらじりじりとした上昇を描くことが多い。テクニカル面では200日移動平均線が強力なサポートとして機能しており、足元の株価は買い安心感がある。また、レシオ面で割安感があるため、物色の矛先も向かいやすいと考えている。
■オリエンタルランド<4661>
三菱UFJMS証券が8月7日に投資判断「Overweight(強気)」を据え置き、目標株価を1万4500円→1万5400円に引き上げたことが伝わっている。レーティング公開後に株価が年初来高値を更新する力強い動き。テクニカル面では、25日移動平均線との乖離率が+5%を超えるなど短期的な過熱感がある。ただし、こうしたパターンでは過熱感を無視した上昇が継続することも多く見られる。貸借倍率は0.04倍と取り組みも良好。売り方の買い戻しを誘いつつの一段高に期待している。
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執筆者名:まぐろどん
ブログ名:証券アナリストが考えたスマホでできるお手軽株式投資「トランプ式投資術」
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