「電力会社」が16位、Jパワーの通期上方修正がサプライズに<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「電力会社」が16位となっている。
大手電力各社の業績が悪化している。燃料価格の上昇が主な要因で、21年10~12月期決算発表とあわせ、電力10社すべてが通期見通しの下方修正を行った。最終損益ベースで赤字見通しを示した企業は6社にのぼり、なかでも中部電力<9502.T>や東北電力<9506.T>、東京電力ホールディングス<9501.T>の赤字幅が大きい。
今回の下方修正の要因としては燃料価格上昇のほか、インバランス料金の一部還元による影響もあった。インバランス料金とは、新電力の電力調達不足を補った際に大手電力がその対価として受けるもので、昨年1月の電力需給逼迫時に支払いが相次いだ。ただ、経済産業省が同料金に対する上限を設けたことから、これを受けて今回その払い戻しに伴う特別損失が出た格好となった。
こうした一方、電力セクターのなかで通期上方修正を発表し、サプライズとなったのがJパワー<9513.T>だ。純利益を前期比2.1倍の460億円に増額したほか、売上高も小幅に引き上げた。日本卸電力取引所(JEPX)価格の上昇による同取引所向け電力販売収入が増加したほか、石炭価格が下がったタイミングで調達したことなどが奏功した。この発表を受け、同社株は1日に15%超の急騰を演じた。
出所:MINKABU PRESS
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