ＢＳ１１、前期経常を16％下方修正

　日本ＢＳ放送 <9414> が9月30日大引け後(15:00)に業績修正を発表。19年8月期の連結経常利益を従来予想の20億円→16.8億円(前の期は24.2億円)に16.2％下方修正し、減益率が17.3％減→30.7％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の連結経常利益も従来予想の10.5億円→7.2億円(前年同期は8.4億円)に30.9％減額し、一転して14.3％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（連結業績）前期（2018年8月期）第2四半期連結会計期間末を連結子会社である株式会社理論社及び株式会社国土社のみなし取得日としたため、通期寄与となった当期連結売上高は前期実績を上回ったものの、個別業績未達に伴い業績予想を修正することといたしました。（個別業績）営業面では、テレビ通販の縮小や広告媒体多様化による業界環境変化の影響等を大きく受けたことにより、タイム収入、スポット収入は厳しい市場環境の中で苦戦いたしました。一方、良質な自社制作コンテンツの強化と厳選したドラマや映画等の人気コンテンツ購入を推進するとともに、番組宣伝や局認知向上施策として、全国紙・ＷＥＢ等の様々な媒体を活用した広告出稿を戦略的に実施する方針を実行しつつ、売上高推移を勘案しながら費用のコントロールを行ってまいりました。その結果、費用は計画内で運営いたしましたが、売上高未達の影響をカバーしきれず、利益は減少いたしました。　以上により、2019年8月期の連結業績・個別業績ともに売上高、利益の前回発表予想を下回る見込みとなったことから業績予想を修正することといたしました。　なお、上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な資料を基に作成したものであり、実際の業績は、様々な要因により、予想数値と異なる可能性があります。