1. 会社概要
独立系海運会社として、神戸に本社を構える。神戸港・姫路港・大阪港をベースに、内航・外航の海上輸送、倉庫、通関・国際輸送といった総合的な物流サービスを提供している。「安全、迅速、信頼」をモットーに、いかなる時世にも顧客に対する輸送責任を果たす「堅実さ」を大切な価値観としている。
営業拠点は、神戸本社・姫路支店・大阪支店・東京支店・中国支店(岡山県倉敷市)の5か所であり、物流センターや倉庫は、神戸物流センター・兵庫埠頭物流センター・大阪物流センター・姫路倉庫の4ヶ所に存在している。
同社グループは4社で構成されており、連結子会社が1社、非連結子会社が1社、持分法適用関連会社が1社、持分法非適用関連会社が1社である。連結子会社のK.S.LINES S.A.(パナマ国パナマ市)は、外航を手掛ける100%子会社であり、持分法適用関連会社の(株)吉美は姫路港での荷役業務を担っている。
同社グループの従業員数は増加基調にあり、2022年3月31日現在で231名(2021年3月31日は230名、2020年3月31日は226名、2019年3月31日は220名)となっている。
2022年12月には創業80周年を迎える
2. 沿革
第二次世界大戦中の1942年、国家総動員法に基づき発令された「戦時海運管理令」という勅令により、船舶を国で一元管理するための統合会社が各県に誕生した。兵庫県においても県下全内航業者218店と船主が統合され、兵庫機帆船運送(株)が誕生した。当該企業が同社の前身である。なお、同社は2022年12月に創業80周年を迎える。
事業としては、1942年に内航海運業をスタートし、以降は1949年に港運業、1953年に通関業、1970年に倉庫業、1978年に外航海運業をスタートしている。
株式市場へは、1964年10月に大阪証券取引所(以下、大証)市場第2部に上場し、2013年には東京証券取引所(以下、東証)と大証の現物市場統合に伴い、東証第2部に上場となった。そして、2022年4月には東証の新市場区分である東証スタンダード市場へ移行した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 藤田 要)
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