そもそも月極駐車場ビジネスは、不動産所有者にとって遊休土地の用途が決まるまでつなぎ的に活用されることがほとんどであり、不動産管理会社にとっても単価が安く管理が相対的に煩雑である。そのため、双方にとって事業のメインストリームになり難い。そのようなマーケットを束ねることに成功したのがニーリーである。ニーリーは、株式会社未来トレンド研究機構(代表取締役社長:村岡 征晃)が2024年11月に実施した月極駐車場オンライン契約サービスの「導入社数」「オンライン契約可能台数」の項目においてNo.1を獲得し、2022年~2024年の3年連続No.1を獲得している。
ニーリーの提供する「Park Direct」は、オンラインで月極駐車場の空き情報を簡単に検索・契約可能なプラットフォームで、全国の管理会社が利用するサービスとなる。ここにスマサポのサービスが連携することで、不動産管理業務における駐車場の空き状況確認などの問い合わせ対応が減少し、管理会社の業務負担を大幅に軽減できる。また、駐車場の空き情報をリアルタイムが「totono」上で可視化され、月極駐車場契約手続きの一元化で手続きをスムーズに進めることが可能となるため、駐車場の空車率が低減し、管理会社にとっての収益機会を拡大する効果も見込まれる。さらに、入居者にとっては、駐車場の空きが出たタイミングで知ることができ、オンライン上で問い合わせから契約まで可能になることで、契約プロセスが簡素化され、満足度の向上につながる。今回の連携により、両社の持つ強みを融合し、不動産管理会社と入居者双方にとってのメリットを創出することが可能となる。
月極駐車場のプラットフォーマーとしては、ハッチ・ワークが上場している。負債先行のビジネスモデルでないこと、利益成長率、資本効率の観点を加味すると、ハッチ・ワークの類似企業はアズームが同社に近しいと言えるように見える。また、100億円以下のプラットフォーマーという観点では、不動産に絡むことと利益成長率の観点から、ツクルバなどは比較対象となり得るだろう。アズーム、ツクルバとハッチ・ワークとは高ROE、高い利益成長率でも共通項がある。アズームのPERは31倍、ツクルバは同68倍であり、ハッチ・ワークのそれは19倍。PERの切り上がりと利益成長が合わされば、ハッチ・ワークの株価は数倍の上昇が期待できる。スマサポのPERは14倍とさらに低い。スマサポの株価も、足もと利益成長にくわえ、バリューエーションの切り上がりが加われば、少なくとも3割、プラットフォーマーとしての位置づけが明確化すれば数倍が視野に入る。高ROE、高い利益成長率は、スマサポにも共通することを付け加えておく。
<HM>
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