金曜は想定通り反発しましたが、いよいよ臨界点に達してしまったようです。

物流業界の限界がファイズの成長過程の重要なファクターだとしていましたが、大手物流業者は次善の手を規模感において打ってきてしまい、大きく参入する余地を失ってしまいました。

また評価されているのは、あくまでもAmazon内部のものであり、物流業界の全てを包括するものではありません。

不確かですが、Amazon本社も同様の事態に陥った結果、どうしたのかを考えた際には、公募価格を大きく越えて値をつけてしまった割高な株価を一気に冷やしてくるだろうと考えられます。

テクニカル的にも未だ閉めていない場所があり、ファンダメンタルズでも過熱し過ぎとアナライズされており、反動で5〜6000円台ではなく、早晩3000円台に落ちてくるのではないかと考えます。

実際の値動きは市場の判断によりますが、少なくとも実力の数倍以上に不相応な高騰をしてしまったことには違いないでしょう。

日経平均が264円ほど落ちました。

ファイズとして前場はそこそこ善戦していましたが、後場になり大引け直前までの間に1000円近く暴落しました。
（よくは分かりませんが、これまで監視していた機関が入ったのでしょうか・・・）

既に多くの方が感じている通り、公募価格1250円のところ初値が4010円で着地し、思惑とAmazonと本年度収益から暴発状態となっていました。

極めて危険な高値圏まで来てしまったのでしょう。

今朝の適時開示には載らないニュースも既に織り込み済でしょうし、改めて考えると、ほとんどの戦力を「外資系の」Amazonのみに傾注する経営体質はリスクヘッジができておらず、不安定要素でしかなくなってきています。

PER、PBRなどの単純な株価諸指標を見ても、既に暴落発生圏内に迷い込んでおり、その第一弾が日経全滅と相まって、本日の暴落となったものと思われます。

明日は反発する可能性が高いのですが、あくまでも一時的なものであり、結果的には暴騰したと同様に、暴落するのではないでしょうか。

ストップ安とまでは言わないまでも大下落を演じており、機関も（仮に入っていればですが）ただ漫然と見過ごすとは思えません。

個人もそろそろ利益確定に動き出しているようですし、即時、手の付けられない暴落を演じる非常に危険な状態であると思います。

引き続きsaleです。

ファイズ自身の売り上げや、対Amazonとの関係、そして一番大きい要因として宅配業界の仕事の仕方の再構築。

どれを取っても将来的に上げはするものの、下げる要素はなかったはずです。

ところが、宅配ボックスや配達時間の調整、更には適正な働き方を追求しながらも総量規制とはせず、送料変更への世論の方向性が後押ししてしまいました。

新聞各紙もこの半月ほどで、180度方針転換との傾向が一番大きな要因を潰しにきているようです。

更に今日の動き・・・

公募価格を不相応に高騰してしまった株価は、まるで張り詰めた糸の様態でタイトロープのようです。いずれにしても自己責任ですが。

利益確定以上に実力をはるかに越えてしまった場合の顛末は・・・
今日が山場だったのかもしれません。

訂正：短期→中長期で下落