川西倉、今期最終を54％上方修正、配当も3円増額

　川西倉庫 <9322> が11月9日後場(14:40)に決算を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益は前年同期比69.4％増の3億9800万円に拡大し、従来の14.9％減益予想から一転して増益で着地。
　併せて、通期の同利益を従来予想の3億7000万円→5億7000万円(前期は2億4400万円)に54.1％上方修正し、増益率が51.6％増→2.3倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益は前年同期比19倍の1億7200万円に急拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の12円→15円(前期は12円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結最終損益は1億2300万円の赤字(前年同期は9000万円の黒字)に転落し、売上営業利益率は前年同期の2.4％→1.4％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　第２四半期業績につきまして、特別利益に受取補償金を計上したこと等により、親会社株主に帰属する四半期純利益および四半期純利益が、当初予想を上回ることとなりました。　通期個別業績予想につきましては、当社子会社からの配当により営業外収益が増加する見込みとなり、第２四半期までの実績と合わせて、経常利益および当期純利益が当初予想を上回る見込みとなりました。通期連結業績予想につきましては、子会社からの配当による業績に与える影響はないものの、第２四半期連結会計期間において連結子会社１社を売却したことにより営業収益が当初予想より減少する見込みとなり、また第２四半期までの実績の内容から親会社株主に帰属する当期純利益については当初予想を上回る見込みとなりました。　なお、子会社からの配当についての詳細については本日（2020年11月９日）開示しております「連結子会社からの配当金受領に関するお知らせ」をご覧ください。