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2024/07/17 - バリュエンス(9270) の関連ニュース。 2024年8月期 第3四半期(累計)サマリー佐藤慎一郎氏(以下、佐藤):バリュエンスホールディングス取締役CFOの佐藤慎一郎です。本日は、2024年8月期第3四半期の業績およびハイライトをご説明します。まずは業績です。GMV(流通取引総額)は、前年同期比18.6パーセント増の697億円となりました。オークショ

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【QAリンクあり】バリュエンスHD、3Q営業利益は4億円と黒字回復

投稿:2024/07/17 15:00

2024年8月期 第3四半期(累計)サマリー

佐藤慎一郎氏(以下、佐藤):バリュエンスホールディングス取締役CFOの佐藤慎一郎です。本日は、2024年8月期第3四半期の業績およびハイライトをご説明します。

まずは業績です。GMV(流通取引総額)は、前年同期比18.6パーセント増の697億円となりました。

オークション委託落札額は108億円と、すでに前年通期の実績105億円を上回り、GMVの成長を牽引する結果となりました。

売上高は前年同期比14.4パーセント増の613億円、売上総利益率は前年同期から3.3ポイント悪化し、23.5パーセントとなっています。

結果として、第3四半期累計の営業利益は前年同期比19億円マイナスの6億円の赤字となりました。ただし、第3四半期における営業利益は4億円の黒字となっています。在庫入替を進めつつ、売上総利益率重視の仕入に切り替えたことにより売上総利益率が改善しています。

2024年8月期 第3四半期 業績

2024年8月期第3四半期の業績です。売上総利益率は25.5パーセントと前年同期からは1.0ポイント悪化しましたが、第2四半期と比較すると3.1ポイント改善しています。

小売と地金の売上高が伸長したことに加え、在庫の入替を進めながらも売上総利益率重視の仕入に切り替えたことにより売上総利益率が改善した結果、第3四半期の営業利益は4億2,900万円となり、黒字回復を果たすことができました。

2024年8月期 第3四半期(3月-5月)トピックス

トピックスです。買取面においては、売上総利益率重視の仕入に転換したことに加え、前年と比べ時計相場が軟調に推移していることから、仕入高は前年同期比6.9パーセント減の142億円となりました。

金融機関などとの提携数も拡大し、三越伊勢丹さまとの「i'm green」を中心に、アライアンスによる仕入が引き続き好調に推移しています。また、国内3店舗、海外2店舗の新規出店により、第3四半期末の店舗数が国内138店舗、海外44店舗となりました。

販売面は、下期計画どおり自社オークションでの販売に注力しました。それに加え、インバウンド需要等により小売売上高も順調に推移しました。また、地金売上高も増加し、売上高は前年同期比9.6パーセント増の219億円となりました。

第3四半期より売上総利益率重視の仕入に切り替えた結果、売上総利益率は25.5パーセントまで回復しました。

また、委託は引き続き好調に推移しており、オークションGMVに占める委託の割合は30パーセントを超えました。GMVは45億円と過去最高を更新し、自社オークションの手数料売上高拡大に貢献しています。

仕入高・店舗数

仕入高・店舗数の推移です。売上総利益率重視の仕入や時計相場が軟調に推移していることから、仕入高は前年同期比6.9パーセント減の142億円という結果になりました。

一方で金相場が上昇し、それに伴い地金の仕入が増加していることにより、第2四半期比では横ばいとなりました。

売上高・売上総利益率

売上高・売上総利益率の推移です。売上総利益率に関しては、第1四半期および第2四半期がいずれも22パーセント台だったところから、25.5パーセントまで回復しています。

在庫の入替を行いつつ売上総利益率重視の仕入に切り替えた結果、短期間で売上総利益率が第2四半期比で3.1ポイント改善したことは、当社にとって非常に大きな成果だと考えています。

販売費及び一般管理費

販売費および一般管理費については、前年同期比では15.4パーセント増の51億円となりましたが、第2四半期比では広告宣伝費や業務委託費等が若干増加したものの、2.8パーセントの増加に留まっています。

営業利益

これらの結果、2024年8月期第3四半期の営業利益は4億2,900万円と黒字回復しました。第2四半期と比較すると、約10億円の改善になっています。

バランスシートの概況

バランスシートの状況です。商品の在庫は74億9,300万円となっており、期初からはほぼ横ばいですが、在庫の入替を積極的に進めた結果、かなり健全な在庫状況になっています。また、売上高が伸長しており、在庫回転期間は44日と非常に効率的に運営することができました。

売上高:販路別(toB/toC)

販路別の売上高推移です。自社オークションでの販売に注力し、小売在庫状況を鑑みながら販路選定を行った結果、自社オークションおよび小売、地金等の売上高は非常に順調に推移しました。

売上高:販路別(国内/海外)

国内・海外の売上高です。インバウンド需要による国内パートナーの買い意欲が引き続き旺盛で、国内売上高は前年同期比12.1パーセント増の177億6,800万円となりました。

海外売上高比率は第2四半期比で横ばいの19.1パーセント、売上高は40億円を超え、引き続き堅調に推移していると考えています。

売上高:toB オークション実績

toBオークションの実績です。小売注力の戦略から自社オークションで販売する戦略に切り替えたことにより、toBオークションの売上高は前年同期比では横ばいですが、第2四半期比では18.4パーセント増の112億2,800万円で着地しました。

また、オークション落札率は96.9パーセントと、非常に高い水準になりました。これは売上総利益率重視の仕入戦略が奏功した結果であり、それによって在庫の健全化もかなり図れたと考えています。

GMV推移

第3四半期のハイライトをご説明します。まずはGMVの推移です。

GMVは、前年同期比18.0パーセント増の256億1,900万円となりました。自社オークションGMVは前年同期比13.5パーセント増の149億8,100万円となり、過去最高を更新しています。

委託落札額は、委託伸長により45億8,500万円となりました。自社オークションGMVに占める委託落札比率は30.6パーセントと、こちらも大きく伸長しています。

STAR BUYERS AUCTION(SBA)パートナー会員数

「STAR BUYERS AUCTION(以下、SBA)」のパートナー会員数の推移です。こちらも順調に拡大しており、海外は1,077社、国内は3,446社の合計4,523社となりました。

STAR BUYERS AUCTION(SBA)落札額の国内/海外比率

「SBA」落札額の国内・海外比率です。インバウンド需要が引き続き旺盛で国内パートナーの買い意欲が高くなったことでSBA落札額の国内比率が70パーセントを超える結果となりました。

海外比率は30パーセントを切りましたが、海外パートナーの需要が弱いわけではなく、第2四半期に引き続き海外パートナーもかなり積極的に入札いただいています。結果として、オークションでの売上高の増加や売上総利益率の改善につながっていると考えています。

買取店舗展開

買取店舗数の推移です。国内は、協業店舗も含めて142店舗となりました。海外はパートナー店舗を含めて44店舗まで拡大し、合わせて世界中で186店舗を展開する状況にあります。

三越伊勢丹との“i’m green”の取り組み

アライアンスについてです。三越伊勢丹と行っている「i’m green」の取組に関しては、今年6月に北海道の丸井今井札幌本店において「i’m green」の店舗を開設し、第3四半期末時点で4店舗、本日時点では合計5店舗で展開しています。

他には金融機関などとのアライアンスも拡大しており、仕入の拡大に貢献しています。

STAR BUYERS AUCTION(SBA)でのSaaS型新機能

「SBA」でのSaaS型新機能の取組状況です。委託比率が大きく上昇しており、委託落札額は第3四半期で前年通期実績を上回る状況を達成しています。

この背景の一つには、SaaS型新機能の導入企業が3社まで拡大していることが挙げられます。現在も1社が利用準備中であり、「SBA」のプラットフォーム化にかなり近づいているのではないかと評価しています。このような取組を継続することで委託落札額をさらに増やしていきます。

業績予想の修正

第2四半期が終了した段階で下方修正を行いましたが、第3四半期の実績を踏まえ、通期業績予想をスライドのとおり再度修正しています。

ただし、第4四半期の見通しに関しては、4月12日に公表した通期計画から大きな変更はしていません。足元の状況や売上総利益率重視の仕入を継続している点は第3四半期と変わらない状況のため、第4四半期で想定している売上総利益率は十分達成できると考えています。

来期初めに予定しているALLU新宿店のオープンに備え、売上総利益率重視の仕入は変えず小売在庫の確保を進め、来期に備える第4四半期にしていきたいと考えています。

以上で、私からの説明を終わります。

Q&A

質疑応答に関しましてはこちらに掲載されております。

配信元: ログミーファイナンス

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