■パワーファス <5950> 171円 (+50円、+41.3%) ストップ高
日本パワーファスニング <5950> [東証S]がストップ高。前週末14日の取引終了後、1株当たり20円の中間配当を実施すると発表した。期末配当の2円50銭とあわせ、年間配当額は22円50銭(前期無配)となる見通し。これが好感された。
■ブレーキ <7238> 156円 (+30円、+23.8%)
東証プライムの上昇率トップ。曙ブレーキ工業 <7238> [東証P]が急騰。同社は前週末14日の取引終了後、28日をもって事業再生計画期間が終了することとなったと発表。有価証券報告書における「継続企業の前提(ゴーイング・コンサーン)に関する注記」の記載も解消するといい、材料視されたようだ。ドイツ銀行
■笑美面 <9237> 2,806円 (+500円、+21.7%) ストップ高
笑美面 <9237> [東証G]がストップ高。同社は14日取引終了後、24年10月期第2四半期累計(23年11月-24年4月)の単独決算を発表。同社は昨年10月26日にグロース市場に新規上場したため前年同期との比較はできないが、営業利益は6500万円と従来予想3100万円を上回って着地したことが好感されたようだ。営業収益は5億7600万円(従来予想は5億8100万円)だった。既存コーディネーターの生産性改善などが利益を押し上げた。なお、通期業績予想については営業収益13億1100万円(前期比61.1%増)営業利益1億8700万円(同63.2%増)とする従来見通しを据え置いている。
■ファンケル <4921> 2,774.5円 (+490円、+21.5%)
東証プライムの上昇率2位。ファンケル <4921> [東証P]が続急騰。前週末14日の取引終了後、キリンホールディングス <2503> [東証P]がファンケルに対し、完全子会社化を目的に株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。買い付け価格は1株2690円で、ファンケルの株価はTOB価格にサヤ寄せする格好となった。買い付け予定数の下限は4111万7700株で、上限は設定しない。買い付け期間は17日から7月29日まで。TOB成立後、所定の手続きを経て、ファンケルの株式は上場廃止となる見込み。東京証券取引所はファンケルを監理銘柄(確認中)に指定した。
■Dサイクル <5888> 2,410円 (+405円、+20.2%) 一時ストップ高
DAIWA CYCLE <5888> [東証G]が続急騰、一時ストップ高となった。前週末14日の取引終了後に発表した第1四半期(2-4月)単独決算が、売上高53億1600万円、営業利益5億5300万円となり、前年同期は四半期決算を開示していないため単純比較できないものの、会社側によると21.1%増収、50.2%営業増益となり、順調な滑り出しとなったことが好感された。2店舗の新規出店を行い前年同期に比べて13店舗増となったことに加えて、上場感謝祭の実施や、NB商品に比べてお手頃価格であるPB商品の品揃えを強化した電動アシスト車の販売が好調に推移し既存店売上高が伸長した。なお、25年1月期通期業績予想は、売上高170億5900万円(前期比11.2%増)、営業利益8億2700万円(同3.9%増)の従来見通しを据え置いている。また、同時に発表した5月度の売上速報で、既存店売上高は前年同月比15.8%増となり、7ヵ月連続で前年実績を上回った。前年に比べて好天が続いたことに加えて、電動アシスト車の販売が好調だった。
■モルフォ <3653> 1,929円 (+322円、+20.0%)
モルフォ <3653> [東証G]が急反騰。1600円台前半のもみ合いをマドを開けて上放れ、1700円台半ばを横に走る75日移動平均線も一気にブレークする勢いを見せた。東京大学発のベンチャーで、スマートフォン向け手振れ防止用画像・動画処理ソフトのロイヤルティー収入を主力とする。車載分野やデジタルトランスフォーメーション(DX)の事業領域に傾注するが、海外売上高比率が過半を占めているのも特長で、中国・北米向けが好調で収益に貢献している。前週末14日取引終了後、24年10月期上期(23年11月-24年4月)決算は営業損益が1億100万円(前年同期は2億7700万円の赤字)と黒字に転換した。特に2-4月期が1億7400万円の黒字で足もと急改善基調にあり、これを材料視する投資資金を引き寄せた。
■明豊エンタ <8927> 412円 (+58円、+16.4%)
明豊エンタープライズ <8927> [東証S]が急反騰。前週末14日の取引終了後、24年7月期連結業績予想について売上高を193億5500万円から204億円(前期比33.8%増)へ、営業利益を16億6100万円から22億5000万円(同72.4%増)へ上方修正すると発表。あわせて期末配当予想を4円50銭から5円50銭に増額しており、これらが好感された。主力の不動産販売事業で想定より高い利益率・利益額を確保できたため。年間配当額は中間配当(4円50銭)とあわせ、10円(前期9円)となる見通し。同時に発表した23年8月-24年4月期決算は売上高が168億7600万円(前年同期比73.5%増)、営業利益が23億1900万円(同2.7倍)だった。
■プロレド <7034> 721円 (+100円、+16.1%) ストップ高
東証プライムの上昇率3位。プロレド・パートナーズ <7034> [東証P]がストップ高。前週末14日の取引終了後、24年10月期第2四半期累計(23年11月-24年4月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比31.8%増の17億9400万円、営業損益は2億7000万円の黒字(前年同期は9800万円の赤字)となった。同社は通期では9億1700万円の営業赤字を予想していることから、4月中間期で営業黒字を確保したことをポジティブ視した買いが集まったようだ。固定報酬型コンサル事業では3月期決算期の企業の需要を取り込んだことから、想定以上の進捗となった。採用費の発生が下期にずれ込んだことも損益を押し上げる要因となった。
■ネオジャパン <3921> 1,646円 (+148円、+9.9%)
東証プライムの上昇率5位。ネオジャパン <3921> [東証P]が3日続急伸。前週末14日の取引終了後に発表した25年1月期第1四半期連結決算が、売上高16億8700万円(前年同期比2.6%増)、営業利益4億3600万円(同11.0%増)、純利益3億1500万円(同17.2%増)と2ケタ増益となり、あわせて配当予想を期末一括27円から中間・期末各14円の年28円に増額修正したことが好感された。「desknet’s NEO」をはじめクラウドサービスが堅調に推移し、主力ソフトウェア事業が期初計画を上回り順調に業績を伸ばした。一方のシステム開発事業は計画を若干下回ったものの前年同期を上回り、両事業とも第1四半期として過去最高の売上高を更新した。25年1月期通期業績予想は、売上高70億3700万円(前期比6.4%増)、営業利益16億500万円(同23.8%増)、純利益10億9800万円(同14.8%増)の従来見通しを据え置いている。
■イントループ <9556> 3,315円 (+290円、+9.6%)
INTLOOP <9556> [東証G]が続急伸。前週末14日の取引終了後に発表した第3四半期累計(23年8月-24年4月)連結決算が、売上高196億200万円、営業利益9億6500万円となり、今期から四半期連結決算を開示しているため前年同期との単純比較はできないものの、会社側によると49.8%増収、24.9%営業増益で第3四半期として過去最高となったとしており、好材料視された。同社が展開するプロフェッショナル人材ソリューション&コンサルティング事業に対する引き合いが増加していることに加えて、第2四半期からディクスホールディングスが連結対象となったことが寄与した。なお、24年7月期通期業績予想は、売上高260億円、営業利益13億6000万円の従来見通しを据え置いている。
■T-BASE <3415> 323円 (+27円、+9.1%)
東証プライムの上昇率6位。TOKYO BASE <3415> [東証P]が5日ぶり急反発。同社は14日取引終了後に25年1月期第1四半期(2-4月)を発表し、営業利益が前年同期比67.9%増の1億6300万円となったことが好感されたようだ。売上高は同1.0%増の47億7000万円となった。EC事業及び中国事業の構造改革による減収を既存実店舗の増収でカバー。中国本土の不採算店舗の退店による減価償却費が減少し、売上高販管費率が改善したことが利益を押し上げた。なお、通期業績予想については売上高200億円(前期比0.1%増)、営業利益16億円(同81.6%増)とする従来見通しを据え置いている。
■QLSHD <7075> 1,942円 (+162円、+9.1%)
QLSホールディングス <7075> [名証N]が4日続急伸。前週末14日の取引終了後、7月31日を基準日として1株を3株に株式分割すると発表した。投資単位当たりの金額を引き下げることで投資家がより投資しやすい環境を整え、株式の流動性向上や流通株式の増加及び投資家層の拡大を図ることが目的という。同時に、期末一括22円を予定していた25年3月期の配当予想を期末一括8円にすると発表した。株式分割前に換算すると24円となり、実質増額となる。なお前期は20円だった。
■ザイン <6769> 999円 (+80円、+8.7%) 一時ストップ高
ザインエレクトロニクス <6769> [東証S]が続急伸、一時ストップ高となった。同社はきょう、データセンターなどでの活用が見込まれる光半導体による高速情報伝送ソリューションを提供すると発表。第1弾として、データサーバーのデータ伝送の次世代標準であるPCI Express6.0に対応したマルチモードAOC(Active Optical Cable:アクティブ光ケーブル)ソリューションを立ち上げるとともに、第2弾として次々世代のPCI Express7.0に対応したソリューションを立ち上げ、それぞれデータセンター市場に投入していく計画だという。
■ラバブルMG <9254> 1,639円 (+119円、+7.8%)
ラバブルマーケティンググループ <9254> [東証G]が5日続急伸。前週末14日の取引終了後に発表した第2四半期累計(23年11月-24年4月)連結決算が、売上高10億9200万円、営業利益1億4500万円となり、前期に決算期変更を行ったため前年同期との比較はできないものの、会社側によると19.0%増収、58.5%営業増益となり、かつ24年10月期通期の営業利益予想を上回って着地したことが好感された。既存顧客へのアップセルなどにより、SNSマーケティング事業で3月決算のクライアントのキャンペーン案件やコンテンツ制作などが増加した。DX支援事業は大型案件の期ずれの影響などで減益となったが、SNSマーケティング事業が堅調に推移したことで吸収した。なお、24年10月期通期業績予想は、売上高20億円、営業利益1億円の従来見通しを据え置いている。
■ホープ <6195> 200円 (+14円、+7.5%)
ホープ <6195> [東証G]が7日続急伸。前週末14日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を145万株(発行済み株数の8.82%)、または2億6100万円としており、取得期間は6月17日から来年6月16日まで。資本生産性の改善・向上と経営環境に応じた機動的な資本政策を遂行するためとしている。
■菊池製作 <3444> 362円 (+24円、+7.1%)
菊池製作所 <3444> [東証S]が6日続急伸。前週末14日の取引終了後、24年4月期の連結決算発表にあわせ、25年4月期の業績予想を開示し、今期の最終損益が7100万円の黒字(前期は8億1800万円の赤字)となる見通しを示した。加えて、今期の年間配当は10円(前期は無配)と3期ぶりに復配をする計画も公表し、これらをポジティブ視した買いが入ったようだ。25年4月期の売上高は前期比3.7%増の54億円となる見込み。サポート・サービスロボット分野で受託開発・製造の拡大を図るほか、これまでのスタートアップ連携を更に強固にし、収益機会の拡大につなげる構え。固定費の圧縮や研究開発における公的資金の獲得により、収益面での改善も進める。
■JRC <6224> 907円 (+53円、+6.2%)
JRC <6224> [東証G]が続急伸。TBS系列で毎週日曜日朝放送の情報バラエティー番組「がっちりマンデー!!」で、23日放送分に同社が取り上げられる予定であることが好材料視されたようだ。「僕たち上場しました2024!今年もスゴい会社が続々!」の特集の中で取り上げられる予定という。
■コプロHD <7059> 1,655円 (+90円、+5.8%)
東証プライムの上昇率8位。コプロ・ホールディングス <7059> [東証P]が7日続急伸。前週末14日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を60万株(発行済み株数の3.09%)、または8億円としており、取得期間は6月17日から8月31日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するために実施するという。
■eWeLL <5038> 1,317円 (+71円、+5.7%)
eWeLL <5038> [東証G]が3日ぶり急反発。17日午前10時ごろ、オンライン学習管理システムなどを開発・提供するシェアウィズ(大阪市中央区)と eラーニングで訪問看護の課題を解決するDXサービスを開始すると発表しており、好材料視された。法定研修をeラーニングで受講できる訪問看護向けサービス「iBow(アイボウ)e-Campus 訪問看護法定研修編」を、シェアウィズの「WisdomBase(ウィズダムベース)」を活用した新サービスにバージョンアップし提供する。これにより、訪問看護従事者は訪問時間を削ることなく研修を実施でき、受講状況を合理的に把握できるほか、義務化された研修を厳格に管理できるので、コンプライアンスを徹底した運営が実現するとしている。
■学びエイド <184A> 884円 (+47円、+5.6%)
学びエイド <184A> [東証G]が続急伸。5月28日に東証グロース市場に新規上場した直近IPO銘柄で、ネットを活用した中小規模の学習塾向けのシステム「学びエイドマスター」の提供を主力展開する。業績は売上高、利益ともに大幅増収増益路線をまい進中だ。前週末14日に発表した25年4月期の営業利益は前期比37%増の2億円予想と最高利益を連続更新する見通し。これを材料視する買いを呼び込む形となった。
■インフォR <9338> 3,685円 (+105円、+2.9%)
INFORICH <9338> [東証G]が3日続伸。SBI証券が前週末14日、インフォRについて、目標株価1万円で新規にカバレッジを開始した。投資判断は「買い」とする。スマートフォンの充電器貸し出しサービスを手掛ける同社について、先行者メリットが大きい事業のため実質的な参入障壁は高く、競争激化リスクは小さいと分析。現代社会で必要性の高いサービスであり、高成長が続くと想定する。同証券は26年12月期のインフォRの営業利益が47億7200万円になると予想する。
■リョー菱HD <167A> 3,070円 (+71円、+2.4%)
リョーサン菱洋ホールディングス <167A> [東証P]が3日続伸。前週末14日の取引終了後、25年3月末時点の株主から株主優待制度を導入すると発表しており、好材料視された。毎年3月31日時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有株数に応じて2000~6000円相当のギフト商品を贈呈する。
※17日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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