海運株が軒並み高、バリュー株の側面再評価の動きで業種別値上がり率トップに◇

前場取引前半は「海運」は業種別騰落で33業種中値上がり率トップとなっていた。コンテナ船市況の軟化も株価には大方織り込みが進んだほか、鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数も底入れから出直りの動きにある。中国のゼロコロナ政策が漸次緩和されるなか、中国経済減速に対する懸念も和らいでいる。収益環境のネガティブ要因が緩和されるなか、低PER・低PBR・高配当利回りの3拍子揃ったバリュー株としての側面が見直されている。郵船と商船三井の今期予想配当利回りはいずれも16%台後半で、全上場企業の中でも群を抜いている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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