商船三井、今期経常を4％上方修正、配当も20円増額

　商船三井 <9104> [東証Ｐ] が10月31日昼(12:00)に決算を発表。25年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比61.2％増の2490億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の3500億円→3650億円(前期は2589億円)に4.3％上方修正し、増益率が35.1％増→40.9％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比11.0％増の1159億円に伸びる計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の280円→300円(前期は220円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の1403億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の6.1％→10.4％に大幅改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社持分法適用会社からの受取配当金等により営業外収益が増加し、中間期の経常利益、純利益の実績値が増加しました。また、下期における個別業績及び受取配当金等の見通しを更新した影響を受けて、通期個別業績予想を修正しました。

　本日発表の連結業績予想を踏まえ、前回発表において100円00銭としておりました期末配当予想を120円00銭と致します。これにより年間の配当は１株当たり300円00銭となる予定です。なお、当該期末配当の実施は、来年６月に開催される株主総会におきまして正式に決議するものです。