神姫バ、今期経常を17％下方修正

　神姫バス <9083> [東証２] が3月29日大引け後(15:00)に業績修正を発表。22年3月期の連結経常損益を従来予想の10.7億円の黒字→8.9億円の黒字(前期は13.1億円の赤字)に16.8％下方修正した。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の21億円→19.2億円(前年同期は13.9億円)に8.6％減額し、増益率が51.2％増→38.3％増に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年11月12日に公表いたしました「2022年３月期通期連結業績予想」につきましては、新型コロナウイルス感染症による影響が継続するものの2022年３月末にかけては徐々に収束に向かう前提で見通しを策定しておりました。しかしながら、2022年1月以降、新型コロナウイルス感染症の再拡大とそれに伴う「まん延防止等重点措置」の影響等により、自動車運送業の乗合バス部門において旅客数が減少したことや、旅行貸切業においてツアーや団体旅行のキャンセルが相次いだこと等により収入が想定を下回りました。また、事業用資産の一部について売却の意思決定を行ったこと等により減損損失を計上する見込みです。　以上により、2022年３月期通期連結業績予想を上記のとおり修正いたします。（注）本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。