神姫バ、前期経常を赤字縮小に上方修正

　神姫バス <9083> [東証２] が4月27日大引け後(15:00)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常損益を従来予想の20.6億円の赤字→13.1億円の赤字(前の期は22.2億円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の6.4億円→13.9億円(前年同期は15億円)に2.2倍増額し、減益率が57.0％減→7.5％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　新型コロナウイルス感染症第３波の到来に伴う外出自粛と2021年１月７日に再発令されました緊急事態宣言により、再び当社グループの業績及び財政状態に多大な悪影響を及ぼす事態となったことから通期連結業績予想を下方修正いたしました。しかしながら、緊急事態宣言慣れによる外出抑制効果の低下、加えて宣言の延長も織り込んでいましたが、関西圏においては首都圏に比べ２週間程度早く宣言解除されたこともあり、売上高、営業利益並びに経常利益は想定したほどの落ち込みには至らず予想を上回る見込みとなりました。　以上により2021年３月期通期連結業績予想を上記のとおり修正いたします。※上記の予想は、本資料発表時現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。