物流事業の売上高は前年同期比13.9%増の448.93億円、セグメント利益(営業利益)は同15.1%減の15.74億円となった。海上貨物は取扱物量が伸び悩み、航空貨物が本格回復まで至らなかった。また、コスト増加が収支の下押し要因となった。地域別にみると、日本では、自動車関連貨物や食品、化学品等の取り扱いが堅調となり、収益は概ね計画通りに推移した。アジアでは、一部に荷動きの回復の兆しも見られたものの、全体としては低調な動きとなった。中国では、景気回復の遅れの影響や価格競争の激化が進み、売上、利益ともに計画を下回って推移した。米州では、米国において自動車関連貨物の取り扱いが低調となり、生鮮食品の輸出業務も減少する等、全体の収支は振るわなかった。欧州では、ドイツで、自動車や機械設備等の航空貨物取り扱いが好調となり、ポーランドにおいても倉庫業務が堅調に推移するなど全体的に計画を上回って推移した。
旅行事業の売上高は前年同期比37.3%増の18.71億円、セグメント利益(営業利益)は同168.5%増の1.52億円となった。主力の業務渡航の取扱いが堅調に推移し、団体旅行の取り扱いが収益に寄与した。
不動産事業の売上高は前年同期比19.8%増の4.50億円、セグメント利益(営業利益)は同45.4%増の2.70億円となった。京浜地区で収益化した賃貸不動産事業等が、堅調に推移した。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比7.7%増の1,830.00億円、営業利益が同12.7%増の91.00億円、経常利益が同3.6%増の98.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同19.1%増の103.00億円とする期初計画を据え置いている。
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