北大阪急行電鉄では、南北線を千里中央駅から北へ約 2.5km延伸し、「箕面船場阪大前駅」と「箕面萱野駅」の2駅を新設する延伸工事が完了したことから、本年3月23日(土)より、その営業を開始しています。
この延伸工事において、2017年1月の現場着工から、約6年半にわたって進めてきた「土木工事(以下、本工事とする)」が、公益社団法人土木学会「令和5年度土木学会賞」において「技術賞」を受賞しました。同賞の表彰式が6月14日(金)に執り行われ、土木学会・田中茂義会長より表彰状と記念の盾が授与されましたのでご報告します。
本工事は、地上建築物の直下における「シールドの掘進」と「不飽和地盤内残置土留め壁の撤去」で、特徴的な技術を採用しており、今後の既成市街地における鉄道や道路のトンネル新設プロジェクトなどで、地中障害物への対応の幅を広げるとともに、安全かつ確実に施工できる技術の1つになり得るものとして高く評価されました。各方面の有識者の助言を得ながら、発注者、設計者、施工者および工事専門業者が、一体となって課題に取り組んだ結果だと考えています。私たちは本工事により完成した新たな鉄道ネットワークが、将来の北摂地域の発展に寄与していくことを願っています。
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■土木学会賞とは
土木工学又は土木事業に関する著しい貢献をしたものに対して表彰する制度です。
このうち、技術賞(Iグループ)は、土木技術の発展に顕著な貢献をなし、社会の発展に寄与したと認められる、インフラの設計や施工等の画期的な個別技術に授与する賞です。
また、日建連表彰は一般社団法人日本建設業連合会が「良質な社会資本」や「優秀な建築物」を広く内外に情報発信するとともにそれらの建設を遂行した関係者の功績や対象物の秀逸さを、さまざまな専門的見地から評価・顕彰する制度です。本工事は日建連表彰2023「土木賞」を受賞しました。
■令和5年度土木学会賞「技術賞(Iグループ)」について
受賞者
北大阪急行電鉄株式会社、阪急設計コンサルタント株式会社、
熊谷組・フジタ・森組特定建設工事共同企業体
選定理由(抜粋引用)
新設するトンネルの直上建築物に対して影響を及ぼさないよう、土被りや建築物の荷重条件に合わせた高精度で連続的なシールドトンネルの掘進管理が進められ、不飽和地盤内の残置土留め壁には懸濁型薬液と組合せた新しい凍結工法による非開削工法を用いて撤去が行われています。また、発注者、設計者、施工者および工事専門業者が一体となって施工チームを結成して課題の解決を図るとともに、有識者による施工検討委員会からの助言や評価を得ることで、計画の精度向上が図られており、これらにより安全かつ確実にトンネルの構築がなされました。この成果は、シールド技術の発展に貢献し、今後の同種工事に採用されるものであると認め評価されるものであり本技術賞に値するものです。
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北大阪急行電鉄株式会社 https://www.kita-kyu.co.jp/
リリース https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/3496fe9d9282b5e0ab2c1c263626b693757bae50.pdf
発行元:阪急阪神ホールディングス
大阪市北区芝田1-16-1
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