物流センター事業の営業収益は前年同期比6.1%増の667.83億円、営業利益は同3.8%増の82.40億円となった。増収増益の主な要因については、物流センター運営の充実と前年度及び当年度に受託した新規センターが順次業績に寄与したこと、京阪久宝HD及びサカイグループを子会社化したことによるものとしている。 また、新規受託の概況については、11社の物流を受託している。稼働状況については、前期受託した1社を含めた12社のうち7社が稼働している。残り5社については、第4四半期以降の稼働を目指して準備を進めている。なお、物流センターの総数は、187センターとなり、2025年3月期には新たに、愛知県及び静岡県において自社センターの竣工を予定している。
貨物自動車運送事業の営業収益は同3.6%増の382.75億円、営業利益は同5.8%増の13.34億円となった。増収増益の主な要因については、輸送物量に回復の兆しが見え始めたことや運賃値上げ交渉による効果、山里物流サービスを子会社化したことによるものとしている。 今後は、新規案件の獲得やグループ内での取引拡大を進め、物量の増加に努めるとともに、管理強化による輸送コストの抑制に取り組み、さらなる収益の確保に努めていくとしている。
2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比5.4%増の1,390.00億円、営業利益が同4.8%増の121.00億円、経常利益が同4.0%増の128.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.0%増の77.00億円とする期初計画を据え置いている。
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