物流センター事業の営業収益は前年同期比4.2%増の423.76億円、営業利益は同1.6%増の49.84億円となった。増収増益の主な要因については、物流センター運営の充実と前年度及び当年度に受託した新規センターが順次業績に寄与したこと、2023年6月に京阪久宝HDを子会社化によるものとしている。2023年7月に子会社化したサカイグループについては、第3四半期以降、順次業績への寄与を見込んでいる。また、新規受託の概況については、7社の物流を受託している。稼働状況については、前期受託した1社を含めた8社のうち7社が稼働している。残り1社については、第3四半期以降の稼働を目指して準備を進めている。なお、物流センターの総数は、188センターとなっている。引続き日々収支、全員参加、コミュニケーションを徹底して行い、収支改善に向け取り組んでいる。
貨物自動車運送事業の営業収益は同2.9%増の249.86億円、営業利益は同9.5%減の6.52億円となった。増収の主な要因については、輸送物量が低調であったものの、運賃値上げ交渉による効果や2023年4月に山里物流サービスを子会社化したことによるものとしている。 減益の主な要因については、積載率の向上、輸送コストの抑制に取り組んだが、輸送物量減少による営業収益の減少の影響等を受けたことによる。今後については、新規案件の獲得やグループ内での取引拡大を進め、物量の増加に努めるとともに、管理強化による輸送コストの抑制に取り組み、収益の確保に努めていくとしている。
2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比5.4%増の1,390.00億円、営業利益が同4.8%増の121.00億円、経常利益が同4.0%増の128.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.0%増の77.00億円とする期初計画を据え置いている。
また同日、2024年3月期の中間配当について、1株当たり50.00円を予定していたが、5.00円増配の1株当たり55.00円、期末配当予想についても、直近の1株当たり50.00円から5.00円増配の1株当たり55.00円とすることを発表した。
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