物流センター事業の営業収益は前期比11.6%増の685.95億円、営業利益は同14.6%増の75.34億円となった。増収増益の主な要因は、物流センター運営の充実と前連結会計年度及び当連結会計年度に受託したセンターが順次業績に寄与したこと、2018年12月にHMKロジサービス、2019年12月にシティーラインを子会社化したことによるものである。また、新規受託の概況は、15社の物流を受託している。稼働状況は、前期受託した1社を含めた16社のうち15社が稼働している。残りの1社は、2020年4月以降の稼働を目指し準備を進めている。物流センターの総数は、前連結会計年度末比2センター増加し、117センターとなった。また2021年3月期には愛知県内で自社新センターの建設予定がある。
貨物自動車運送事業の営業収益は前期比1.1%減の538.76億円、営業利益は同20.4%減の26.48億円となった。営業収益は、運賃値上げ交渉や連結子会社の増加による効果があったものの、物量の減少や前連結会計年度に連結子会社が決算期変更したことによる影響で減収となった。営業利益は、特別積合事業において、幹線便の見直しによる輸送コストの抑制をしたものの、物量減少による営業収益の減少と、配達にかかる外注費の増加にともない減益している。
2021年3月期通期の連結業績予想については、新型コロナの影響が今後数か月は続くとの前提で業績予想をしており、営業収益が前期比1.2%減の1,210.00億円、営業利益が同1.9%減の100.00億円、経常利益が同3.0%減の103.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.7%減の60.00億円を見込んでいる。
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