1. 事業内容
FJネクストホールディングス<8935>は、東京都心を基盤とした資産運用型マンション「ガーラマンションシリーズ」、ファミリー層向けマンション「ガーラ・レジデンスシリーズ」の開発及び販売を主力事業としている。また、販売した物件を中心に不動産管理事業も手掛けている。事業セグメントは、「不動産開発事業」及び「不動産管理事業」のほか、「建設事業」、「旅館事業」の4つに分類され、主力の「不動産開発事業」が売上高の87.8%を占めている。
2. 持株会社体制への移行
同社は2021年10月1日付で持株会社体制へ移行した。グループ経営機能と事業の執行機能を分離することで、意思決定の迅速化や専門性の追求を図るとともに、強固なガバナンス体制を構築するところに狙いがある。それに伴って、商号を「エフ・ジェー・ネクスト」から「FJネクストホールディングス」に変更するとともに、同年4月1日付で新たに設立した(株)FJネクストが「不動産開発事業」を承継する形となった。また、「不動産管理事業」は(株)エフ・ジェー・コミュニティ、「建設事業」は(株)レジテックコーポレーション、「旅館事業」はFJリゾートマネジメント(株)がそれぞれ担う体制となっている。
3. 沿革
同社は、現 代表取締役会長の肥田幸春(ひだゆきはる)氏が、「人々が高い次元で生活を堪能するための住空間の創造や、長期にわたって資産価値を維持するための総合的な資産運用・管理システムを構築することで、お客様の資産運用をサポートし、不動産の価値を高めたい」と考え、「都市住空間への挑戦と創造を通して豊かな社会づくりに貢献していく」という経営理念の下、1980年7月に「不動住販(株)」として設立された。
1991年には「エフ・ジェー・ネクスト」に商号変更した。1994年から自社ブランドの「ガーラマンションシリーズ」の発売を開始すると、首都圏の賃貸需要、並びに購入需要の拡大を背景として順調に業績を伸ばした。特に、収益還元法に基づく採算性を重視した「ガーラ」ブランドに対する信頼性や認知度の向上が同社の業績を支えてきた。
2004年にJASDAQに上場すると、これまでの供給実績に加えて、上場会社としての信用力や資金力などが販売面、仕入開発面でアドバンテージを高め、同社の成長を加速させた。2005年に首都圏投資用マンション供給戸数ランキング(不動産経済研究所調べ)で初の第1位を獲得したと言う。2007年3月に東証2部に上場すると、2013年10月には1部指定となった。2021年10月1日付でグループ企業価値の向上を目的として持株会社体制へ移行し、商号を「FJネクストホールディングス」へ変更した。また、2022年4月からは東証新市場区分である「プライム市場」へ移行した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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