<動意株・19日>(大引け)=JPHD、コーセル、ワンプラなど
コーセル<6905.T>=急反発で一気に年初来高値を更新。午前11時ごろ、23年5月期業績予想の上方修正を発表。売上高を322億2000万円から337億3000万円(前期比20.1%増)へ、純利益を23億1500万円から30億7000万円(同62.0%増)へ引き上げており、これが好感されている。安定調達に注力した生産活動を行った結果、上期業績が上振れしたことを踏まえ、通期見通しを見直した。年間配当予想も27円から31円(前期26円)に引き上げた。同時に発表した上期決算は、売上高が163億3100万円(前年同期比18.2%増)、純利益が16億2400万円(同71.3%増)だった。あわせて、上限を100万株(発行済み株数の2.93%)、または10億円とする自社株買いを発表しており、これを好感した買いも入っているようだ。取得期間は12月20日から来年5月12日まで。
ワンダープラネット<4199.T>=一時ストップ高。16日取引終了後、中国を拠点にモバイルゲーム事業を展開する企業グループの日本法人であるHappy Elements(京都市下京区)に対し第三者割当増資を行い、手取り概算で4億1815万円を調達すると発表した。これを材料視した買いが集まったようだ。35万株の新株を発行し、発行価格1222円で同社に割り当てる。同社はワンプラの議決権割合14%を保有する第2位の株主となる見通し。調達資金は開発中及び開発開始予定の新規タイトルに関する人件費や外注費に充てる。今後は業務面における両社の関係性を強化することを視野に入れた検討を進めていくとしている。
西松屋チェーン<7545.T>=急伸。前週末16日取引終了後に発表した23年2月期第3四半期累計(2月21日~11月20日)の決算は、最終利益が前期比4.9%減の70億9200万円だった。減益での着地となったものの、通期計画に対する進捗率は90%を超えており、業績の上振れを期待した買いが集まったようだ。売上高は同4.4%増の1304億2700万円、営業利益は同4.2%減の102億5300万円だった。円安による仕入れ原価の上昇が響いたものの、衣料部門では小学校高学年向けの商品が大きく伸びたほか、雑貨部門では粉ミルクなど食料品、マスクなどの衛生用品などが好調だった。
和田興産<8931.T>=大幅反発。前週末16日取引終了後、23年2月期の業績予想の修正を発表した。最終利益の見通しは20億円から24億円(前期比2.7%増)に上方修正した。減益予想から一転して増益の計画となったことに加え、配当予想の増額修正も行っており、これらを材料視した買いが入ったようだ。売上高の見通しは前期比微増の420億円で据え置いた。分譲マンション販売セグメントにおいて、個別プロジェクトの採算性が向上。販管費の抑制効果も表れるという。これまで22円としてきた期末配当予想は3円増額し、25円に見直した。年間配当は前期比7円増配の47円の見込みとした。
オーナンバ<5816.T>=ストップ高。前週末16日の取引終了後、22年12月期の連結業績予想について売上高を395億円から430億円(前期比16.4%増)へ、営業利益を15億5000万円から22億円(同99.3%増)へ上方修正すると発表。あわせて、8円としていた期末配当予想を14円にするとしており、これらを好感した買いが膨らんでいる。サプライチェーンの改善が想定以上に進んだことでワイヤーハーネス部門を中心に売り上げが増加したことに加え、円安による為替影響が業績を押し上げた。なお、年間配当予想は22円となり、前期実績の14円に対しては8円の増配となる予定だ。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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