トーセイ、前期最終を4％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額

　トーセイ <8923> [東証Ｐ] が12月20日大引け後(15:00)に業績・配当修正(国際会計基準=IFRS)を発表。23年11月期の連結最終利益を従来予想の100億円→105億円(前の期は86億円)に4.2％上方修正し、増益率が17.2％増→22.1％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した6-11月期(下期)の連結最終利益も従来予想の19.2億円→23.4億円(前年同期は25億円)に22.0％増額し、減益率が23.2％減→6.3％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の64円→66円(前の期は51円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（１） 連結業績予想当期連結業績予想を精査した結果、不動産再生事業における中古区分マンション販売が想定を上回ったことや、ホテル事業における10月、11月の稼働率および平均客室単価が予測を上回ったこと等から、売上高予想を前回予想比125百万円増の79,446百万円に修正いたしました。また、利益については、上述の要因のほか、不動産賃貸事業において修繕費用が予想を下回ったことや、一般管理費を抑制できたこと等により、営業利益予想を486百万円増の16,254百万円、税引前利益予想を510百万円増の15,310百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益予想を423百万円増の10,507百万円に修正いたしました。 （２）個別業績予想　売上高については、個別業績予想を精査した結果、前回予想比26百万円減の46,480百万円に修正いたしました。利益については、連結業績予想と同様の理由により、経常利益予想を233百万円増の10,906百万円、当期純利益予想を135百万円増の8,738百万円に修正いたしました。

　当社は、株主の皆様への安定的な配当を経営の最重要課題と認識しており、収益性の高い事業機会の獲得による長期的な企業価値向上のために必要な内部留保と配当とのバランスについて、業績の推移、今後の経営環境、事業計画の展開を総合的に勘案して決定することを基本方針としております。期末配当金につきましては、2023年11月期の連結業績予想の修正および修正前の配当性向（30.3％）の水準を踏まえ、配当予想を前回予想より２円増額し、１株当たり66円（配当性向30.0％）に修正いたしました。※業績予想に関する留意事項上記の業績予想につきましては、発表日現在において集計中の資料に基づき作成したものであり、今後確定する決算数値とは異なる可能性があります。