トーセイは失速、第２四半期営業益３４％増を好感した買いは限定的

　トーセイ<8923.T>は買いが先行した。同社は５日取引終了後、２３年１１月期第２四半期累計（２２年１２月～２３年５月）の連結決算を発表。営業利益は前年同期比３３．８％増の１２５億１６００万円となり、通期計画１４８億２４００万円に対する進捗率が８４．４％に達したことが好感された。ただ、新値追いとなっていることから高値警戒感もあり、買い一巡後は失速している。

　売上高は同２１．４％増の５２８億６１００万円で着地。不動産ファンド・コンサルティング事業で、アセットマネジメント受託資産残高を伸長させるとともに、不動産再生事業や不動産開発事業で物件販売及び将来の収益の源泉となる収益不動産や各種開発用地の取得を進めたことが奏功した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。

出所：MINKABU PRESS