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※2018年4月15日14時に執筆
株式市場では国内外の証券会社各社から毎日、多数のレーティング情報がリリースされています。これらはアナリストがファンダメンタル分析を基づいて個別株の企業価値を算出し、現在の株価に対する「割安・割高」から「買い・売り」などのレーティングを付与しています。
リリース直後は一時的に値動きが大きくなるため、こうしたレーティング情報を材料に売買する個人投資家も少なくありません。銘柄によっては、寄り付きが天井になってしまうことも数多くありますが、いくつかの条件が合えば人気が継続するものもあります。
そこでレーティング情報を15年間、研究し続けた「まぐろどん」が、リリース直後の値動きが一巡した先週のレーティング情報から1~2週間程度の短期間で注目される銘柄を紹介します。
武蔵精密工業<7220>
クレディスイス証券が4月11日に投資判断を「Neutral(中立)→OUTPERFORM(強気)」に、目標株価を3400円→4200円にそれぞれ引き上げたことが伝わっている。
レーティング公開後に窓を空けて急騰も、買い一巡後に失速し、長い上ヒゲを残すパターン。しかし、その後は戻り売りを吸収しながらじりじりと上値を切り上げる腰の強い動きを見せている。3800円超では売り圧力が強いものの、この場合は再び4月11日のザラ場高値3910円にトライしに行く可能性が高い。
ポーラ・オルビスHD<4927>
UBS証券が4月10日に投資判断を新規に「Buy(買い)」、目標株価5400円としたことが伝わっている。
レーティング公開後に5000円台を突破し、追随するような買いが見られたが、買い一巡後は利益確定の売りに押されて陰線を残すという弱気パターン。目先は一旦調整も、4500円処を航行する25日移動平均線が下値のサポート役となる可能性が高い。自律反発を狙った押し目買いに妙味がある。
トーセイ<8923>
三菱UFJMS証券が4月10日に投資判断「Buy(買い)」を据え置き、目標株価を1600円→1800円に引き上げたことが伝わっている。
レーティング公開後に大陽線を引いて急騰する強気パターン。通常なら利益確定の売りに押されて一旦調整が入ることが多いパターンだが、押しらしい押しもなく、じりじりと上値を切り上げている。急速に追いかけてくる5日移動平均線が押し上げ役となれば、さらに一段高も期待される。目標株価との乖離も約21%程度と依然として大きく、買い妙味がある。
※速報はブログ『アナリストが考えたスマホでできるお手軽株式投資「トランプ式投資術」』にて掲載しています。
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執筆者名:まぐろどん
ブログ名:証券アナリストが考えたスマホでできるお手軽株式投資「トランプ式投資術」
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