新日建物、前期経常を4％上方修正

　新日本建物 <8893> [東証Ｓ] が4月15日大引け後(16:00)に業績修正を発表。22年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の14.6億円→15.1億円(前の期は14.3億円)に3.8％上方修正し、増益率が1.9％増→5.7％増に拡大する見通しとなった。ただ、通期の最終利益は従来予想の12.7億円→12.3億円(前の期は9.7億円)に2.7％下方修正し、増益率が30.5％増→27.0％増に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の1.5億円→2億円(前年同期は8.6億円)に35.9％増額し、減益率が82.3％減→75.9％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高につきましては、流動化事業（物流施設プロジェクト）で引渡が一部前倒しとなったこと等から売上高が19,468百万円（前回予想比3,198百万円増）となる見込みであります。利益につきましては、一般管理費の圧縮によるコスト削減に努めましたが、流動化事業の一部物件で販売価格の見直しを行ったこと等から営業利益は1,734百万円（同84百万円増）、経常利益は1,515百万円（同55百万円増）、当期純利益は1,236百万円（同34百万円減）となる見込みであります。以上の結果、通期の業績予想を修正いたしました。なお、当期の期末配当金の予想につきましては、2021年５月14日に公表いたしました1株当たりの配当金22円から変更はございません。（注）上記の業績予想は、本資料の発表日において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因により異なる結果となる可能性があります。