クミカ、前期経常を25％下方修正

　クミカ <8887> [東証Ｓ] が7月8日大引け後(15:00)に業績修正を発表。24年5月期の経常利益(非連結)を従来予想の4億円→3億円(前の期は10.8億円)に24.9％下方修正し、減益率が62.8％減→72.1％減に拡大する見通しとなった。ただ、通期の最終利益は従来予想の1.4億円→2.1億円(前の期は7.6億円)に49.3％上方修正し、減益率が81.4％減→72.3％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した12-5月期(下期)の経常利益も従来予想の2.6億円→1.6億円(前年同期は2.6億円)に38.0％減額し、減益率が1.9％減→39.2％減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社は2024年４月12日に公表しております「通期業績予想の修正に関するお知らせ」に差異が生じる見込みとなりました。　売上高は予想数値とほぼ同じであるものの、営業利益、経常利益は、第４四半期会計期間に販売した開発用不動産におて、想定を超える原材料および人件費の高騰、諸経費の増加により減益となる見込みです。　一方、課税所得の計算において繰延税金資産を計上することに伴い、法人税等調整額が50百万円計上されることもあり、当期純利益が予想数値を70百万円上回り、上方修正となる見込みです。（注）業績予想につきましては、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成されたものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値を異なる場合がございます。