東栄住宅が業績見通し上方修正と増配発表

　戸建て中堅の東栄住宅が９日大引け後に、１０年７月中間期と１１年１月期の連結業績見通しの上方修正を発表した。

　１０年７月中間期（１０年２月－７月）の売上高は、従来予想比１９億８０００万円増の３９１億円（前年同期比１７．４％減）、営業利益は同１３億２０００万円増の３７億６０００万円（同１２．１倍）、純利益は１６億７０００万円増の３３億４０００万円（前年同期は１億３０００万円の赤字）となる見通しだ。

　１１年１月期は、上期の増額分を従来の通期予想に上乗せし、売上高が８５４億４０００万円（前期比５．７％増）、営業利益が６８億８０００万円（同２．２６倍）、純利益が５７億１０００万円（同６９．２％増）の予想である。

　上方修正の理由として、会社側では、主力の不動産分譲事業で、用地仕入れの厳選と建築コストの低減に取り組み、この効果と、早期販売を実施し、これにより粗利率が良化したことを挙げている。

　業績の上方修正に加えて、今年の３月１０日で創立６０周年を迎えたことから、中間配当は従来予想の１株につき１５円だが、期末配当で普通配当１５円と記念配当１０円を実施し、年４０円（前回予想比１０円増）とする意向だ。

　９日の終値は３１円高の７８３円。（高野龍一）



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

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