「銀行」が6位、日銀金融政策決定会合を目前に思惑が錯綜<注目テーマ>
1 円高メリット
2 防衛
3 パワー半導体
4 地方銀行
5 半導体
6 銀行
7 金利上昇メリット
8 グローバルニッチ
9 インド関連
10 TOPIXコア30
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「銀行」が6位となっている。
きょうとあすの日程で行われる日銀金融政策決定会合の結果にマーケットの耳目が集まっている。国内では企業物価の上昇が際立つなか、日銀の大規模金融緩和策の方針転換に対する思惑がくすぶっている。前回の決定会合ではイールドカーブ・コントロール(YCC)の許容変動幅を0.25%から0.5%に広げたが、海外投機筋による債券売りが加速する形で、国内10年債利回りが0.545%まで上昇するなど日銀の防空圏が大きく破壊された格好となった。今回も前回に続き政策修正の動きが出る可能性が意識されているようだ。仮にYCCの許容変動幅を0.75%に広げても、投機筋の攻勢は抑えられないという見方もあり、場合によってはYCC全面解除の可能性すら取り沙汰されている。
株式市場にとっては日銀の政策修正の動きは株価の下値リスクにつながるが、資金運用を手掛ける金融機関にとって長期金利の上昇は利ザヤ拡大期待を膨らませる材料として買いを誘導する。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>のメガバンク3社や、コンコルディア・フィナンシャルグループ<7186.T>、ふくおかフィナンシャルグループ<8354.T>、千葉銀行<8331.T>などをはじめとする地方銀行にも商機が広がる。また銀行以外に、より長期スタンスの運用を行う第一生命ホールディングス<8750.T>やT&Dホールディングス<8795.T>など大手生保も同様に追い風が強まることになる。
出所:MINKABU PRESS
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