本合意の背景
近年「ペットは家族の一員」という考えの広まりや、コロナ禍において新たにペットを飼育する人が増えたこともあり、日本国内のペット産業は成長を続けています(※1)。当社グループでは、ペットのケガや病気を未然に防ぐとともに、早期発見・早期治療を行っていただくための様々な取り組みを行ってまいりました。そのようななか、昨今目覚ましい発展を遂げているAI技術を、獣医療を含むペット業界に活用することで、獣医療の環境をさらに改善し、人とペットの双方向コミュニケーションの実現に貢献したいとの想いから、本合意に至りました。
(※1):(株)矢野経済ペットビジネスマーケティング総覧より
本合意による具体的な検討事項
当社とSKTは、本合意に従い以下の事項について検討を進めてまいります。
1.『X Caliber』の日本市場における流通販売
『X Caliber』は、SKTによるペット向けのAIヘルスケアサービスで、AIがペットのX線写真を分析・診断するシステムです。韓国国内で300ヶ所余りの動物病院(全動物病院の約10%)に導入されています。当社は、当社グループで保有する動物病院等への販売網を活用して、日本市場における『X Caliber』の流通販売を進めます。
2.ペット業界におけるAIトランスフォーメーションの実現
当社グループは、ペット保険の保険金支払いデータに基づいたペットの疾病に関するデータの他、ペットの遺伝子や腸内フローラに関するデータを保有しています。一方、SKTはAIを開発するための技術や人材を保有しています。当社のペットに関するデータと、SKTのAIに関するリソースを組み合わせて、ペット業界におけるAIトランスフォーメ―ションの実現を目指します。
アニコム ホールディングス株式会社(https://www.anicom.co.jp/)
(※2):シェアは、各社の2022年の契約件数から算出。(株)富士経済発行「2023年ペット関連市場マーケティング総覧」調査
SK Telecom Co., Ltd.(https://www.sktelecom.com/index_en.html)
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