大引けの日経平均は前日比41.21円高の28457.68円となった。東証プライム市場の売買高は11億9652万株、売買代金は3兆66億円だった。セクターでは銀行、輸送用機器、鉄鋼が上昇率上位となった一方、証券・商品先物取引、空運、倉庫・運輸が下落率上位となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の56%、対して値下がり銘柄は39%だった。
個別では、今期見通しが市場予想を下回ったファナック<6954>が受注の底堅さが評価され上昇。株主還元策が評価につながった小糸製作所<7276>、愛三工業<7283>のほか、今期見通しが好感された日東電工<6988>、日立建機<6305>、ジェイテクト<6473>
は大きく上昇。今期増益・増配見通しを発表した山洋電気<6516>、前日後場に発表した決算を評価する動きが続いた東海理化電機<6995>が急伸し、業績予想を上方修正した野村マイクロ<6254>も大幅高。昼前頃に今期最高益見通しを発表したデンソー<6902>は後場から切り返して大幅高となった。
一方、今期の大幅減益見通しが嫌気されたアドバンテスト<6857>が急落し、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、ディスコ<6146>など半導体株が全般冴えない。減益決算を受けて野村HD<8604>、フューチャー<4722>が大幅安。ほか、決算が好感されずピー・シー・エー<9629>、トランコム<9058>、信越ポリマー<7970>なども大きく下落。前引け以降に決算を発表したところでトーメンデバイス<2737>、岡三証券G<8609>、マブチモーター<6592>などが大幅安となった。
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