<動意株・24日>(大引け)=三菱地所、ジャフコ、イトヨーギョなど
ジャフコ<8595.T>=後場に入り急速人気。午後0時ごろに発表した第3四半期累計(19年4~12月)連結決算が、売上高279億3700万円(前年同期比27.1%増)、営業利益163億6900万円(同62.5%増)、純利益134億5300万円(同54.0%増)と大幅増益となったことが好感されている。アジアや国内の未上場投資先の大型な売却案件があり、キャピタルゲイン及びファンド成功報酬が増加した。また、19年6月に設立したSV6ファンドの外部出資者の出資額増加により、ファンド管理報酬が増加したことも寄与した。なお、20年3月期通期業績予想は引き続き非開示としている。
イトーヨーギョー<5287.T>=急伸。前引け後に20年3月期の連結業績予想について、売上高を27億500万円から30億円(前期比5.2%増)へ、営業利益を5800万円から8000万円(同45.5%増)へ、純利益を7000万円から1億円(前期3億1400万円の赤字)へ上方修正し、営業減益予想から一転して増益予想としたことが好感されている。コンクリート関連事業で付加価値の高いライン導水ブロックを中心とした道路製品が堅調だったことが牽引した。また、環境対策製品で「ヒュームセプター」が東北・関東地方を中心に、高速道路関連事業や民間施設の環境対策として好調に推移したほか、災害対策製品である残存型枠「プロテロックピアス」が九州・関西・中国地方で好調に推移したことも寄与した。
山一電機<6941.T>=昨年来高値を更新。ここ半導体関連の中小型株に上げ足を加速させる銘柄が増えている。そのなか、半導体検査用ソケットを手掛ける同社株は相対的に出遅れ感があり、値幅取りを狙った大口の買いが流入している。また、米アップルのサプライヤーとしても注目され、アップルがiPhoneの低価格版を3月に発売するとの思惑や、iPhoneの想定を上回る需要を背景に台湾の半導体受託生産最大手TSMCに半導体増産を要請したことなどが、株価刺激材料として投資資金を誘導している。
オルトプラス<3672.T>=大幅高。同社は23日、ゲームソフトの企画・開発などを行っているアイディアファクトリー(東京都豊島区)と合弁会社を設立すると発表。これが材料視されているようだ。両社は昨年6月に資本・業務提携しており、合弁会社の設立はその一環。新会社は両社で協業開発中であるタイトルのリリース後のパブリッシュ業務を主に手掛けるとしており、出資比率は同社が51%、アイディアファクトリーが49%になる予定だとしている。
アドヴァン<7463.T>=大幅反発。23日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視されている。上限を40万株(発行済み株数の0.94%)、または5億円としており、取得期間は1月24日から3月20日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にすることが目的としている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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